【手摺】
欄干から下手糞なウタを 悉く屠り嘆 生成した所です
一つ一つのコトバに棘が這える さして刺した訳も無い
毒が滲んだ遂げ 歪な鼻歌しか残らない。口伝染し
わかっているのでしょうが、
茨の意図も花の数も幾つになりても気づいたトキ
一番 ひとつがい 雁字搦めの愛の糸 いとおし 惚ける青い空
ひととおり 一等 理 明るい星 苦楽も欲し散々 愚痴を零す
遠し透し騙し魂 寄り添いて光る涙星 零冬星
愛に包まれ散って逝く数多の塵 凍り月
見え透いた嘘も消えてくれればいいのに。泣いてる。
曇り硝子の瞳の内側向こう岸の優しい空
舟は辿り着けない 雨がまだ降り続いている
雪過ぎてくらいくらい ウチの中は蟠りばかり。
穢れても捨てられない おわらい箱。底は汚泥に呑まれる
諦めの悪い明日が嘘月を覆い隠す 馬鹿みたいな飾り。
未だ紙飛行機は戻っては来ない。
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