めくらまし

それでも未だ何を信じているのだろう


見えるものなのか

いっとう輝かしい愛情を一天に


思いなのか 光鈍く眩ませる病みに犯され

心地なのか 鈍色恋の天井に押し乳房れ

吸うて息を頂いたままに 優しくしてくれ


至福に翔びて夢見心地でそこに鎮めて埋めて欲しいのだ

苦しいだけの隙間を狂おしいほどに

私は


明日を夢見る遺体。落ちブレて逝くことに

自ら彩を持つ。まなざしでは無かった


ザラついたその舌で心地よく以下せて

もう とうに 朽ちているのだから

永遠に祖の我儘に愛して下さい


そこに侵蝕されたし空白を潰せ



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