スチームパンクの日常

花魔咲霊(タイム)

第1部 1章 機械技師の日常1

第1話 女性の機械技師

プシュ・・・カチャ・・・

機々しい音が響く・・・

ここはスチームパンクの世界「スチームシティ」

そこに1つお店があるその店名は「アンティーク」

そこには1人の店主がいた

カタカタ・・・カチャ・・・

「ふう・・・こんなものか?」

一人の女性はドライバーを置き出来たものを見上げる

「あ・・・なんか不具合まだあるな・・・またメンテナンスするか。」

またドライバーを手に取りまたネジを回す。

カランカラン・・・

「何か治すのあるか?」

「これだ(ポイっ)」

「扱いよくしろよ?最悪・・・高額で治すからな??で・・・これか」

「これ治せるか?」

「爆弾じゃないだろうな??」

「いやいや・・・機械技師はお前しかいないんだからな?」

「・・・はぁ・・・」

そうこの世界「スチームシティ」は機械技師は彼女しかいない

「あとは頼むぞ初女性機械技師の”タイムちゃん”」

タイム 「・・・(いらっ)ちゃん呼びやめろ」

「いいじゃん・・・ちゃん付けても」

タイム 「それが嫌なのだ・・・そうだな・・・」

「お!安くするのか?」

タイム 「いや?高くする今の値段が500メレだから・・・1500メレになるな」

「何で!!?」

タイム 「そういうところも貴公だな・・・話聞かない・・・じゃあ500メレ増やして2000メレにするからな??」

「うー・・・」

タイム 「大人しくしてれば500メレで済んだのになじゃあ3日で治すから2000メレ用意しとけよ?」

「はぁ~い・・・」

タイム 「じゃあ・・・3000メ」

「はい!!」

タイム 「2000メレだな」

「頼むよー(パタン)」

タイム 「はぁ・・・おっといつものしてないな・・・えーっと機材どこだ・・・」

    ごそごそ・・・

タイム 「1時間30分セットして作るか・・・スタート(ピッ)」

いつものそれは・・・

    過去

とある学校内で機械技師科の卒業試験の事・・・

先生 「これより機械技師卒業試験を開始する」

ルールはこうだ

・まず先生がお題の紙を裏にして机に置く

・次に先生が「スタート」と言ったら紙を表にしそれをクリアする

・完成したら先生に見せ動作確認し出来たら「合格」となる

・制限時間?は1日それ以内に見せなかったら「不合格」となり来年の3月にまた試験を行う

・お題は簡単な物があれば難しいのもある

以上だ

難しいクラスの機械技師科はほとんどが”男性”であり女性は彼女しかいなかった。

先生 「(スッ)」

ついに紙が置かれたいよいよ卒業試験が始まる。

先生 「スタート」

始まった。お題を見ると「ゼンマイを使って何か作れ」と

自分の中では簡単であり難しいものであった

簡単な物

・何かを使う事

逆に難しいものは

・何を作るか迷う所

そして私は猫を作るためその材料取り作成し始めた。

1時間30分とはその作品出来かかった時間である

「先生出来ました。」

先生 「動作確認するね」

お題である「ゼンマイ」を回し離すと動き始めた

先生 「よく頑張ったわね「合格」よ」

「ありがとうございます!」

こうして卒業し店の「アンティーク」を開いたのである

    30分後

タイム 「よし・・・止めて(ピッ)動作確認だ」

カタカタ・・・

タイム 「よし出来た!!」

これがいつもの”日常”であるが”日常”ではなく”非日常”になる幕開けである事を彼女は知るもしなかった・・・。

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