0.6話 「コンビニ」
雰囲気カッコ良いバーのカウンターにて、賢者(女性)と我は酒を注ぎ合っていた。
「なあ、勇者」
「ん? どうした賢者」
賢者は我にもたれながら、「明日は何か予定はあるか?」と耳元で囁いてきおった。くすぐったくて、思わず叩いてしまいそうになる。
「あるな、すまぬ」
まあ、本心を言えば面倒くさくなりそうだったからなのだが……。
「……そうか」
賢者は今にも泣き出しそうな顔をして、酒のせいか分からんが、赤面しておる。
そんな顔をするでない賢者よ。
「……コンビニでアイス奢ってやる」
我は唐突に何を言っておるのだ!
「こ、コンビニ?」
急に賢者がソワソワしだして、鯉のように口をパクパクしておる。
どうした、賢者よ。
「わ、わかった……。けど、ビキニはまだ持って無いから……。こ、今度一緒に選んでくれよ……?」
何を言っておる。賢者よ。
「賢者。お前はコンビニを何かと勘違いしておろう」
我の言葉に賢者はピクッと反応し、自信が持っておる情報を確認するように「こ、今度ビキニで会おう。という意味ではないのか?」とかと、訳のわからぬことを言いよった。ので、我は言ってやった。
「お前のビキニ姿など見たくないわ」
勇者は激怒した( ・∇・) 永久ノ(とわの) @towano
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。勇者は激怒した( ・∇・)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます