君はまだ片思いを知らない

君は男女に分かれて行動することに疑問を持たず


従っている 不思議に思っている 意識している


そのうち隣に座る男の子と


仲良くなって手をつなぐ


つないだ手はくすぐったくて


だけど心は痛くって


耳が赤くなっている気がする


それは淡い雪をとかす花の蕾のように


そっと ゆっくりと 美しく


気がつけば芽生えている


いいんだよ 僕のことは気にしないで


君は君の心に素直に 丁寧に生きて


そんな君を僕はきっと好きになるから

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