第55話 フィーネの謝罪
ユリカ:土下座、それはこの世で最も美しい謝罪の形・・・え?いつもとキャラが違う?まぁ、今日のお話読んでみりゃ分かるよ。
事態発覚より翌日 魔界時間9:35 スカイフォード連邦大統領官邸
フレデリックの前で土下座をするフィーネ
フレデリック:姉さん、今回の失態がどれだけ重大な事か分かってるかい?
笑顔ではあるが目が笑ってないフレデリック
フィーネ:こ、この度は偉人管理局長にあるまじき失態を犯し誠に申し訳ありませんでした!
フレデリック:困るんだよね〜、国土争奪戦争は開催国に莫大な利益をもたらす。その反面、戦場舞台設置費用に各国国賓の招待におけるもてなしの諸費用。加えて勝てば対戦国から勝ち取った獲得領土の住民受け入れ態勢における費用並びに惑星空間転移費用、敗戦すれば対戦国への領土譲渡費用その平均相場はしめて500
ユリカ:500極ヘルネスは人界日本円で5000極円、つまり兆の9つ上っていうから結構エグい額だよね。
フレデリック:それは多少の利益は出るよ、でも損失も大きいの分かってる?
フィーネ:そ、それはもぉ。
フレデリック:とはいえ、姉さんに賠償出来る額じゃないから賠償金に関しては免除してあげるよ。
フィーネ:やったー!持つべきものは弟だよ・・・へ?賠償金に関しては?、・・・はっ!ま、まさか⁉︎
フレデリック:懲戒免職♪
フィーネ:そ、それだけは!それだけはやめて!母さんにバレたらマジで殺されるから!
フレデリック:しょうがないよね〜、国土争奪戦争の中枢を担う閣僚があんなに女性にだらしないんじゃね〜。
フィーネ:待って!ホントそれだけは勘弁して!
フレデリック:もう遅いよ、母さんに連絡して今度の国土争奪戦争が終わる頃に迎えにくるってさ。
ユリカ:な〜む〜・・・
フィーネ:イーーーヤーーーッ!
『同時刻 都内ホテル』
ネネ:ん?
雅:どうしました?
ネネ:あ、いや、何か美女の悲鳴みたいなのが聞こえた様な?
雅:桃色脳は遂に幻聴が聴こえるまでになってしまいましたか?・・・ウケる♪
ネネ:まだそこまでいってな・・・って!桃色脳じゃねーよ!
ソフィ:とはいえ、これで勝てるかどうかの確率は五分五分ですね。
ネネ:いんや、勝つ!惑星ヒマワリは渡さん!
雅:そういうヤル気モード全開の時に限って不完全燃焼で勝つ結果になるんですよね〜。
ネネ:やめてよそういうの。
ソフィ:あ。
ネネ:え?何?何なの?あって何よ?
ソフィ:いえ、やめておきます。私の占いは時折ネタバレ的なものを占う時があるので。
ネネ:うん、じゃやめとく。
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