第48話 破滅の獅子王
ユリカ:巨獣の卵を護ったネネちん達。間髪入れずに天界からとんでもないのがやって来るって一報が大統領んトコにきたよ。
魔界時間14:00 スカイフォード連邦国立天文台
フレデリック:残り2体の凶獣が動き出したというのは本当か!
職員:はい。イビルアイ国際天文台が予測進路を割り出しその結果、最終到達予測地点が我が国と判明しました!
フレデリック:なんという事だ!それで、その凶獣はどんな奴だ?
職員:天界から寄せられた資料によると、最後の一体の名はビッグバンレオ。またの名を破滅の獅子王と。
フレデリック:詳細は?
ユリカ:ちょ〜っと待った!そこは私の仕事っしょ。ビッグバンレオ、体長は銀河系と同じ10万5700光年、体重不明、旧天界宇宙軍の最終兵器とされていた凶獣でね。何でもかんでも吸い込んでは体内で星々を大爆発させて消滅させるとんでもない奴だよ!
ネネ:何か、アタシんとこだけ凶悪過ぎやしない?
ユリカ:そこは〜まぁ、残り物には福がある・・・みたいな?
ネネ:福ねぇよ!
フレデリック:くっ!そんな奴一体どうしたらいいのだ!
???:対抗出来る巨獣が・・・いる。
ネネ:ど、どちら様?
ゲルマルク:私はゲルマルク・鶯。かつてあの凶獣達を造った張本人だ。
ネネ:えーーっ⁉︎た、対抗出来る奴って?
ゲルマルク:お前の国にいるフルムーンラビッツとブラックホールベアードだ。
ネネ:え?あのウサ公とクマ公?
ゲルマルク:奴を倒すには体内のコアを破壊する必要がある。だか、ビッグバンレオは体内でブラックホールを作り出す。真正面から挑んだら吸い込まれてしまい、そうなれば2度と生きては戻れない。
ネネ:そんなんどうすりゃ良いのよ。
ゲルマルク:そこで、ブラックホールベアードでビッグバンレオの体内へのゲートを開く。そこからフルムーンラビッツがコアへの道を作りそこから侵入してコアを破壊するのだ。
ネネ:それだけならアイツ等じゃなくても良くね?
ゲルマルク:いや、現代魔界宇宙の科学技術をもってしてもそれは不可能だ。奴の体内の空間はそれだけ複雑でな、それを可能に出来るのはあの2体しかいないのだ。
ネネ:ま、ウサ公は2度と人参が食えなくなると脅かせば言う事聞くか。クマ公はアタシに協力的だから言えば力貸してくれるっしょ。
ゲルマルク:既にビーストガーディアンズのメンバーが準備をしている。そちらの交渉は任せるぞ。
通話を切るゲルマルク
フレデリック:作戦ポイントへの到達までどれくらいあるのだ?
職員:残り72時間です!
ネネ:ソフィ姐さん、今すぐ本国へ繋いでちょ!
ソフィ:はい!
次回へ続く・・・
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