第29話VSフラワーレイド共和国(後編)
AD:本番入りま〜す!
司会:第1戦からリードされたディメスティア帝国、どうやら秘策があるようですが果たしてその秘策とは?それでは引き続きお楽しみください。
審判:ディメスティア帝国側、次鋒を!
『ディメスティア帝国陣営』
雅:本当に秘策があるんですの?
ネネ:あるよ〜♪ほら、フラワーレイド共和国の偉人って文化系でしょ?
雅:そうですわね。
ネネ:そ・こ・で、文化系の弱点である武人系偉人出しちゃいま〜す♪
ディメスティア帝国陣営の壇上に上がる甲冑姿の日本人女性
武崎アナ:おっとぉ、この方は見覚えありますよ〜。
閻魔庁から情報が入る
武崎アナ:この方の正体が分かりました!この方は
風間博士:補足すると、
武崎アナ:これは思わぬところで奥の手を出してきたか?ここでフラワーレイド共和国側はどう出るか!
中央舞台の無粉室から番組スタッフを呼ぶリン
リン:ずびばぜ〜ん!スタッフさ〜ん!鼻セ○ブおかわり〜♪
鼻セ○ブを転送する番組スタッフ
リン:ありがと〜♪
ネネ:・・・
ローズ:・・・え、えっと。
審判:・・・コホン!それでは改めてフラワーレイド共和国側の次鋒を!
再び番組スタッフを呼ぶリン
リン:スタッフゥ〜!目薬おかわり〜!
目薬を転送する番組スタッフ
リン:は〜い、ありがとう♪
ネネ:うがー!一向に進まねぇ!
ローズのもとに一報が入る
ローズ:え⁉︎参戦者が全員食中毒で倒れた⁉︎
椿:聞けば大将として参戦予定のヘレン・ケラー様が誤って賞味期限の切れたお肉を使った料理を作った本人を含め全員食べたようで。
審判:如何なさいましたか?
審判のもとにも一報が入る
審判:成る程、一時中断して続きを後日という事にも出来ますが?
ローズ:ネネさん。
ネネ:ふえ?
ローズ:貴女の次鋒以降は全員武人系ですか?
ネネ:え?ええ、まぁ。
ローズ:成る程、では・・・
フラワーレイド共和国陣営の国旗が下りて白旗が上がる
椿:潔い退き際です大統領閣下。
ネネ:え?何で?ウチの偉人属性がそっちにとって不利だったからですか?
ローズ:それもありますが、参戦偉人の健康管理に落ち度が我が国にあったのも事実。更に他の参戦偉人は新興国相手の戦にルール上参戦できないという事もあって降伏を決断しました。
審判:本当にそれで良いのですね?
ローズ:はい。
審判:フラワーレイド共和国ローズ・ラフレイド大統領の降伏宣言により本戦はこれまで!戦勝国は・・・ディメスティア帝国!
ディメスティア帝国陣営の観覧席から歓声が上がる
スタッフを呼ぶリン
リン:すみませ〜ん!麦茶おかわり〜って、もう終わったの⁉︎
審判:それでは両国魔王前へ。
戦場中央舞台の壇上に上がる2人の魔王
審判:敗戦国フラワーレイド共和国、惑星ヒマワリのエリアフラッグの授与を。
ローズ:おめでとうネネさん♪
ネネ:ど、ども。
アリサ:不束者ですが、星の民共々よろしくお願いしますね♪
ネネ:プ、プロポーズ♡
ネネにかかと落としをキメる女性
???:んなわけないだろ!
ネネ:ふぎゅ!いきなりあ〜にすんのよ雫姐さん!
雫:そろそろ終わる頃だと思って迎えに来てみればコイツは。
ネネ:勝ったのに酷くね?
雫:雅さんのお仕置き受けるのとどっちが良かった?
ネネ:雫姐さんのツッコミの方が遥かにマシであります!
雅:・・・・チッ!
ネネ:うえ〜ん!舌打ちされたよ〜!怖いよ〜!
スタッフロールが流れる
司会:私も数々の国土争奪戦争を見てきましたが、この一戦が過去一グダクダだったかもしれませんね。ではまた次の戦でお会いしましょう。
リン:スタッフゥ〜!麦茶のおかわりまだ〜?
続く?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます