第27話国土争奪戦争開戦前夜

 ユリカ:尺を稼いで次回はいよいよ国土争奪戦争!・・・ようやく、ようやく植物お仕置き地獄から解放されるよーーー!


 魔界時間19:00 開戦前夜祭会場


 遠い目をするネネ


 ネネ:うん・・・うん・・・長かったなぁ。触手に絡まれたり、くっさい花に突っ込まれたり、日光で炙られたり、蜂蜜まみれになったり・・・ホント長かったよ。


 ユリカ:どうやってウチらの行動調べてんだろうね?


 ネネ:さあ?その辺は雅姐さんとユリカちゃんのお母さんホント怖いよ・・・およ?


 ユリカ:どした?


 ネネ:あそこ、ウチの雅姐さんとユリカちゃんのお母さんじゃない?


 ユリカ:あ、ホントだ。それにあの黒服誰だろ?カメラさんアップして、それと音声さん声拾って。


 3人にズームアップするカメラマン


 雅:・・・・そう、そんな事をね。


 幸子:あの子ったらまた懲りずにそんな事してたのね。もぅ、お仕置きしなきゃ分かんないかなぁ♡


 黒服の女性:では公王陛下への報酬を。


 USBメモリーを渡す雅


 雅:これにグローバリア公王様の知りたい事がまとめてありますわ♪


 USBメモリーの内容を確認する黒服の女性


 黒服の女性:・・・・・確かに。では私はこれで。


 雅&幸子:ご苦労様♪


 ネネ:・・・・今グローバリア公王って言った?


 ユリカ:・・・言った。通りで物凄く詳しいと思ったら、情報源はあのジジイか!


 ネネ:これ絶対何か掴んでる。


 ユリカ:・・・・ムッフッフ。何掴んだか聞こえちゃった♪


 ネネ:マジで!


 ユリカ:音声さ〜ん、再生ヨロシク♪


 会話の内容を再生する音声スタッフ


 ※内容があまりにもR18指定モノのためお聞かせ出来ません


 ネネ:あばばばば!ヤ、ヤヴァイ!


 ユリカ:こ、こここ、殺される!これは殺される!


 ネネ:逃げよう!


 ユリカ:今すぐ逃げ・・・あ、私は帝王都にいるから大丈夫か♪


 ネネ:あ、ずっこ!


 ネネの前に空間転移されるユリカ


 ユリカ:ファッツ⁉︎


 ネネ:ようこそ地獄へ♪


 ユリカ:ちょっとスタッフゥ〜!ドユコト⁉︎


 宙に浮いたモニター越しにカンペを出すADそこに書かれたのは・・・


『許せ我々も命が惜しいから逆らえなかった』


 ユリカ:うそ〜ん!


 幸子:ハ〜イ、由梨華♪


 雅:陛下、お話があります♪


 ネネ&ユリカ:ヒィーーー!


 1時間後 グリーンフォール


 幸子:さ、ここの説明して。貴女ナレーターなんでしょう?


 ユリカ:こ、ここはグリーンフォールっていって。地下1000億mまで続く巨大な穴。一説じゃ天魔大戦時代に同時に起こった天界の内戦『ラグナロク』の時に空いた穴なんだって。しかも空鮫って空飛ぶ草食の鮫の溜まり場になっててバンジージャンプ等のアクティビティが禁止されてる区域だそうだよ。


 ネネ:空鮫ってアタシ達は食べられはしないけど噛まれるとメチャクチャ痒くなる毒牙を持った奴でしょ?


 雅:だから?


 ネネ:いやいやいや!超重力で飛べないわ、噛まれたら痒くなるわ、転移魔法は効かないわでヤバいって!


 2人の足を縛る番組スタッフ


 ネネ:ちょっ!スタッフゥ〜?


 ユリカ:あにすんのよ!


 スタッフ:すまん、俺には女房子供がいるんだ・・・許せ!


 雅&幸子:レッツダ〜イヴ♪


 背後から2人を蹴り落とす


 ネネ&ユリカ:ピャーーーー!















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る