一か月前

 会議が始まる。どういうわけか僕が休んでいた間に、決められていた役割を今、果たすまいか悩んでいる。ここで会議に出席しなければ僕には委員会の役など何も回ってこないだろう。



 そうしようと思ってもできないのが僕の悪い癖だ。仕方がないが今回は出席することにした。

そうして会議室に入ると、他クラスのいわゆる一軍みたいなやつばかりだった。僕は吐き気を催しそうになった。この人たちと僕は違う人種なんだ。


 1分ほどすると会議が始まった。文化祭委員長の目は残暑の残るこの季節の太陽のごとくギラギラしていた。


「それでは会議を始めます。まず、今回の文化祭について、僕のやりたいと思っていることを話します。

まず、私は今までになかった文化祭を目指したと思っています。そこで今年は幕が閉じている間、前で漫才かコントをしたいというのが一つ、」


どっと歓声が上がった。「誰がやるんだ」

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