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目次
どうして今ごろなんだろう 『夢』
一緒に住まない？
打ち明けるようなきみに
素直に喜ぶぼくがいた
明けがたに観た夢のなか
そうくるか
思い直して苦笑する
どうして今ごろなんだろう
思い出してもいないのに
あまりにきみがリアルすぎて
そのリアルさでわかる妄想
流れた月日はもう長い
昔のままのわけがない
夢はいつでも突拍子もない
そのくせたまに刺さってきて
現実を突きつけてくる
そして言うんだ
残念だね と
勝手に捏造するくせに
親切ぶって言ってくるんだ
なんて可哀想な
ぼく
夢はいつでも突拍子もなく
ときにスパイスを効かせて
気の利いたようなことを言う
食べたくないよ
押しつけがましい
一方的に見える書き割り
願望ですらないのに言うよ
記憶がそうさせるのだろうけど
無作為に掘り返される残像は
起きたらさっぱり忘れたい
上映権は誰のもの
ぼくではないなら誰のもの
管理できたらいいのにね
予測不能なリバイバルは
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