第16話 エリスが仲間に?
ミネルバロードでの、目覚めです。
この状態で現実で目覚めたら、チャラ男も強制的に引き戻します。
チャラ男の事、直ぐ寝ようって、五月蝿く付き纏うことでしょう。
現実の方で、目覚め無くて良かった。
オリビアさん達と、オメガさん達獣人との、心配してた関係は、まずまず良好と思われます。
仲間として、一緒に寝起きしている為、オリビアさん達、獣人を殆んど気にしなくなった。
勿論盗賊から、助け出してくれた事も、影響しているみたい。
今日は、オリビアさん達にオメガさん達獣人が、マンツーマンで指導してくれるそう。
「安全第一で指導してよ」「獣人と人の身体能力違うからね」ってしっかり言っておきました。
こちらは、私にチャラ、ミューとパイで、スクルド神殿に、3人の美女の現状を確認に行きます。
送り届けて、後は知らん顔は無いでしょ。
「ミアさん、スクルド神殿と言えば、魔導師エリスが居る所!!」
「そうだね、最終パーティ狩人ウイルに魔導師エリス」
「3人を、連れて行った時は会えなんだな」
「会えたとしても、パーティ枠が無い」
「ミューさん魔導師枠から外れて!!」
「いやょ!!チャラ君のパーティに、入って貰えば」
「その手が有ったか!!」
「チャラはパーティ組めないよ、ミネルバロードから、外れてる存在だから」
「良いもん!俺にはオリビアさん達が居るから、オメガさん達も居るし」
「邪魔にはされて居ないけど、相手にもして貰えて無いね!!」
「そっそんな事・・・そうだよ、これから仲良くなるもん!」
「ミアとチャラ君って、羨ましい位仲が良いね!!流石幼馴染みだね!」
「・・・ゲッ!そぅ?」
石造りの、荘厳なスクルド神殿に到着、この神殿には歩いてお詣りする事が、必須の条件です。
3人の美女と、指導者が出て来ました。
「皆、巫女見習い、ちゃんと出来てる?」
「この3人の指導をしているエリスです、真面目に見習いを励んで居ますよ」
「あっ!!」
名前聞くまで気付かなかった!!
エリスさんは、マゴン討伐の魔法担当のメンバー、討伐後主人公の王子と結ばれる、重要ヒロインだよ!!
「名乗りが後れてご免なさい、私盗賊からこの人達助け出した、ミアです」
「ミアさん、ですか、お噂は見習い達から聞いています」
「それから、こちらがチャラ、ミューとパイです」
「皆さんで、敵討ちの旅をされて居るとか?」
「私の家族の仇を討つため、今は少しでも強くなるよう、修行してます」
「ミアさんは、ずいぶんお強いそうで、強いお仲間も大勢おられるそうで」
皆は会話を私に任せ、黙しています、チャラはエリスさんに見とれて居るだけ。
優しそうな美人だものね、がさつな私と大違い。
でも、エリスさんとの会話、仲間が居なかったら、「私をお供に」って流れだよ。
「私をお供にして頂けません?」
「え?エリスさん?今何と?」
「旧ミネルバ王国を目指されて居らっしゃいますよね!!私もミネルバ神殿に行かねばなりません」
「あのぅパーティ枠が・・・」
「あらっ?協力者はいらっしゃいますが、パーティメンバーは居ませんわね!!」
あっ!!そうか!!チャラやミューパイは、ミネルバロードから外れた存在、勿論オメガ達も、正式には、オリビアさん達5人の傭兵が同行してるだけか・・・。
「チャラどうする?」
「勿論!!エリスさんが仲間になるの、大歓迎!!!」
「チャラは、そう言うと思った」
「エリスさん、歓迎します」
「良かった!!断られたら、一人旅になる所でした」
ミネルバロード的には、私にエリスさんにオリビアさん達5人の傭兵、計7名の集団旅、でも実質チャラやミューパイ達8名、総勢15名の集団に成ってる。
大型荷馬車2台購入していて良かったよ!!
旅に出る準備に身辺処理、全て終わって居たようで、あっさりエリスさん付いて来ちゃった。
エリスさんのLVは
魔導師エリスLV2HP20
と低い、まだ昼には結構時間がある、皆でLV上げしよう。
「修行は、アッシュウルフの森で大丈夫です」
エリスさん、強気の発言です。
ま、私達も居る事だし。
エリスさんの魔法は強烈だった。
でもLV2だよ、注意して見守ろう。
危なかったら、放って置いても、チャラ男がでしゃばるでしょう。
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