誕生日

才造「そういえば、お前に誕生日ってもんがあるのか?」

夜影「え?なにその得体の知れない能力の有無を聞くような態度は?あるよ?」

才造「ないのか。」

夜影「あれ?才造さーん?今こちとらの話聞いてましたー?」

才造「あるわけがないだろうが。」

夜影「本人があるって言ってんだからあるわ!!で?それがどうしたの?」

才造「いつだ?」

夜影「今回の人生の誕生日は、」

才造「今日の運勢は、みたいなノリやめろ。」

夜影「だっていっぱいあるんだもん。何回転生したかわかる!?」

才造「二桁くらいか?」

夜影「正解!!」

才造「それは兎も角ワシの誕生日が近い。」

夜影「本音はそっちか。」

才造「だから、『こちとらが誕生日プレゼント♡』的なのを、」

夜影「しないよ?しないからね?それで三日間動けなくなった去年を忘れてないからね?」

才造「あれは良かった……。だから今年も。」

夜影「変態さんの誕生日を祝う為に毎回あぁなるとか嫌だよ。」

才造「何故だ。」

夜影「こちとらにはしてくれないくせに!!!こちとらだって旦那に一日中甘えてたいわっ!!」

才造「ほう?」

敵忍「痴話喧嘩か何か知らんがテメェらいい加減戦場でイチャつくのやめろや。」

部下「うちの上司がすみません。っていうか、長にそんな願望があったとは…。」

敵忍「取り敢えず止めてもらっていいですか?」

部下「あ、ハイ。」


強い者の余裕

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