超実験 醜き若者達への詩
フランク大宰
第1話
・待ち人来ぬ為に
僕はこの小さな喫茶店で肺を汚し続ける
近い未来に医者に言われる、事が頭に浮かぶ
しかし、ただ今を。
辛く辛い日々
朝日は優しくなく
夜の暗闇は孤独を助長させる
いつか、明るい朝陽が刺さん事を祈って
煙草をポッポポッポとふか吸しながら
気持ちは何時でもジャンギャバン
真夏に不似合いにレインコートの襟立てて、タンタタンタとがに股歩き
今日も現ナマ探して夜の町 。
我おもふ
認められての人生か
しかし、認めてくれる人少なく
これでは山谷の車道に酒気帯倒れる翁達と我なにも違わず
ただ、我願う
我らにもっと光をと
光なき道進ませられる権利誰が持とうか。
君恋し唇褪せねど
刺しては引いての恋煩い
我未熟な人にて
日々の怠惰に苦しめられど
いつか安息の地にて君と愛しあいたし終わらぬ衝動、今日も安眠を奪う。
超実験 醜き若者達への詩 フランク大宰 @frankdazai1995
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