夏の終わり

七瀬

第1話 月曜日


「ああ暑い……」

夏休み真っ只中、僕は祖母祖父の家に泊まりに来ていた。


歩く僕に容赦なく照りつける太陽。

焼けるような暑さに、青く広がる空。

何を見ても僕の目には憎く映る。


アスファルトを歩き、隣にある公園で遊ぶ子供たちを見る。

よくこんな暑い中はしゃげるな、そう思っていると背中が何故か寒気がした。

その違和感にデジャヴを覚えながら公園のブランコを見てスッと目を閉じる。


見間違いかと思って2度見してみた。

けれど居る。

「……またかよ……」


そこには、白いワンピースを着た身体の透けている女の人が居た。


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夏の終わり 七瀬 @__halia

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