　あるOLの帰り道。

　いわゆる女子会というものを学生から仲の良かったグループで行った。

　少々皆酒が入った状態。

「今日は楽しかったねぇ」

「久しぶりだったしね」

　途中までは同じだった道もだんたんとばらばらになっていく。

　一人になった私はコンビニやガソリンスタンドが並ぶ大き目な道路を歩く。

　さっきまでワイワイはしゃいでいたのになぁ。

　一人寂しく街の明かりに照らされながら歩く。

　空をふと見上げると転々と星が浮かんでいる。

　家のシルエットが見えると再び空を見上げた。

「明日は頑張れそうだな」

　電気のスイッチをつけるとともに安心感がジーンと体に染み渡ったのを感じた。

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