木曜日の帰り道
今日は雨の帰り道。
地面の土がぐちょぐちょで。
空の色もどんよりと黒くて。
特に何もなかったのに友達との会話も弾まず。
これは傘と雨水が二人に壁を作っているのかもしれない。
「今日どうだった?」
「うーん、つまんなかったよ。でも今日は一緒に帰れるからよかった」
昨日は友達は休んでしまった。
なので同じ部活のメンバーで帰ったけれどやっぱり友達とが一番。
ずっと下を向いて歩いているともう家が見えてくる。
パッとしないなぁ。
「じゃあまた明日ね」
「うん。じゃあまた明日」
それでも別れ際に見えた友達の笑顔でほっとした。
雨の音が響く。
雨もたまにはいいかな?
でも、やっぱり明日は晴れだといいなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます