第1話

今日もいつもと変わらない場所で

目を覚ましていつもと変わらず

1人で食事をとる。

何も変わらない日常だ。

でもそれを不幸とは思わない。

過去のことを思えばこれが監禁されていると

知っていても今の生活が充実していると

感じるから。

そもそもの事の発端はと言うと、

信じてはもらえないとは思うが

僕には前世の記憶が生まれた時から

あった。それを両親に話したら

それは嬉しそうに話を聞いてくれていた。

そんな優しい両親を小学3年の時に

交通事故で無くしそして引き取り手も

無く街を1人彷徨って空腹に耐えきれず

倒れかけた僕の手を取り今まで育てて

くれたのが前世の僕の義理の兄だった、

間宮 宗だった。そして今に至っている。

あの時は全くわからなかったが

宗君が会社経営をして大儲けをしている

なんて。

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