悪魔と人は紙一重 CannedHunting

Cecile

第1話

つい最近知った、アフリカのキャンドハンティング canned hunting。野生動物を飼育して、それを狩猟させる。そうしたスポーだ。                  海外から沢山の金持ハンターが、大金を出して此処に狩りに来る。その施設に何週間か泊まり、豪遊しながらそこで獲物を狩る。  野生動物は何種類かいて、肉食動物が草食動物よりも人気がある。特に百獣の王、ライオンだ。そして、特に白いライオン。草食動物では、金色のヌーだ。こうした希なタイプだと、もっと金額が高い。         こうして動物が、只楽しみとして狩られる。囲われた広いその施設内の土地を、客のハンター達が、逃げる動物を追い回し殺す。囲われている為にそこから外ヘは出られず、必ず撃たれて死ぬ。そしてその狩った屍骸の横や、上に跨がって、嬉しそうに写真を撮る。満面の笑みで、記念写真を。       中には比較的、若い女性ハンターもいるので、自分としては驚く。その屍骸は剥製や毛皮にしたりもするらしいが、何がそんなに嬉しいのか?…正に悪魔だな。そう思ってしまう。

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