217章
気がつくと
そんな彼女にしがみつきながらニコが
「やっと
声がする
アンは、震えるニコを手で
話だと?
今さら何を話すと言うのだと、
「そう思うのは当然よね」
クロエはクスッと笑みを
アンは思う。
……っく!? P-LINKか。
Personal link(パーソナルリンク)――
マシーナリ―ウイルスの
さらに
P-LINKによってアンの考えていることはクロエに読まれてしまっていた。
アンは恐怖を感じていた。
クロエの力は
まともに
だが彼女は、
「そんなものはいらないわ」
クロエがそう言うと、彼女の手から
それから、クロエはブレードを
すると、先ほどアンとニコを飲み込んだ灰色の空間が
その男は、アンもニコもよく知っている
シープ·グレイだった。
「グレイ……」
ニコもグレイ名を呼ぶかのように小さく
「これまでのことを知りたかったら、俺のところへ来てくれ……。奴からはそう
ノピアがグレイに
それはアンにとって、彼が何故自分たちを
何故
そして、どうして今になって
その答えは、彼がコンピュータークロエの作った
だが、
それが――彼にもう一度会えばわかる。
アンは
ニコもその後を追いかける。
「私は来たぞ……グレイッ!!!」
叫ぶように言うアンに続いて、ニコも大きく鳴いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます