200章
それは、グレイの作り出した
「先生……あなたがどうしてここにいるんですか?」
全長約8.8m、最高時速150km/h、最大定員10名の小型の飛行船の
ロミーは彼に
ラスグリーンは、ロミーとクロム、そしてルーがまだガーベラドームがある雪の大陸にいた
久しぶり会えた
「ある男を
そんなアンを見たロミーは、彼女を立たせようと
アンは力なく、ただされるがままだった。
ロミーはそんな彼女に
「いつまでそうしているつもりだ? 地上に
だが、そう言われてもアンは何も
ただ
その
「
クリアはロミーを引き
「お前の力がいるんだ……。
押さえられたロミーが落ち着くと、小さい声でそう
クリアはそんな彼女を見ても何も言葉が出ず、ニコは
それから飛行船内は
クリアは
バッカス将軍が
大事な仲間を失ったのもあるのだろう、今のアンにクロエと戦えというのはあまりにも
「とりあえず一度安全なところへ
この
ラスグリーンは
アンはそんな態度に何かを思ったのか、ユラユラと彼のほうへ足を進める。
「お前の
舵をとるラスグリーンの
「クロエがクロムの体を
話を続けるアンの姿は、誰が見ても
だがラスグリーンは、
「私は……何も変わってなかった……。あの
アンは言葉を言い
そんな彼女の背中を、クリアとニコが
船内に彼女たちのすすり泣く声が
「ダメなのは俺も一緒だね。だけど……それでもさ。ダメダメだけどさ。俺はクロエを
「ラス……グリーン……」
「君だって本当はそうだろ、アン?」
背を向けていたラスグリーンが
訊ねられたアンは、涙を流しながら黙ったままだった。
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