195章
ダラリとしているルドベキアの口へ、自分の
その体からは
そして、クロエが
その目は色を
その姿は、まるで彼女たちのことを
ロミーは、そんなルドベキアの姿を見てすぐに
クロエは、彼女たちが
「これであなたはもう私の
クロエは、ビクビクと身を
フルムーンの能力とは、人を
その力は、アンやロミーのようなマシーナリーウイルスの
だが、ルドベキアはただの人間。
それを思い出したクロエが、
アンはゆっくり立ち上がると、ルドベキアへと体を向ける。
「おいルド、しっかりするんだ!」
「バカッ!? ルドから離れろ!!!」
ルドベキアへと歩き出したアンへ、ロミーは大声で止めたが――。
「ぐおぉぉぉッ!!!」
そこでようやくアンは、ルドベキアが操られていることを理解した。
いや、先ほどのクロエから
「始まったわね。ねえ、テネシーグレッチ
クロエは
2人が気を
そして、アンたちを逃がすために、マナ、キャス、シックスの3人はその
「本当に
「みんなをどうした!? 答えろクロエ!!!」
クロエはそんな彼女を見て
その
右手を
「あの子たちはもう私の中よ」
それを聞いたアンは、
今すぐにでもクロエの
だか、目の前にいるルドベキアがそれをさせてはくれない。
「くッ!? ルド、お
アンが何度も声をかけるが、ルドベキアは休まずに殴り掛かってくる。
そこへロミーとニコも飛び込んできた。
「お前は鱗粉ぐらいで操られるのか!? あたしの知っているルドは、1度自分で決めたら人の言うことなんか聞かない男だぞ!!! そんなお前があんな奴に言いように使われるなよ!!!」
ロミーは、ルドベキアの体を押さえ付ける。
ニコも
「
ルドベキアを正気に戻そうと
グラビティシャドーは
だが、クロエは違った。
彼女はルドベキアへ必死に
「ああ、なんて
クロエは、両手で自分の体を抱きしめながら、
……なんとかできないのか。
アンが内心でそう思っていると、どこからか声が聞こえてくる。
「アン……ルドベキアの心に
……今の声は誰だ?
その声は、ロミーにも聞こえていた。
アンは、
それは、その声にどこか
ロンヘアと
ルーザーが
アンは、声の
……ルド……わかるだろう?
私だ、アンだよ……。
すると、2人の体から
「アン……か?」
「そうだよ、ルド。私だ、アン・テネシーグレッチだ」
「目が
「ああ、ルドとみんなのおかげでまたこうして話ができる。さあ、お前も目を覚ましてくれ」
2人から波動が消えると、ルドベキアの目に再び色が戻った。
その
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