倹約のパラドックス

@Anki8888888

第1話 パラドックス


パラドックス――証明されるはずのない矛盾な命題が、

妥当な推論によって、あるいは少なくとも一見妥当な推論によって導かれること。

また、常識的見解に矛盾するように見える見解、

あるいは真理に矛盾するように見えて実はそうではない説。


突如、様々な者が力を宿した

その力の名は ≪パラドックス≫






窓から新鮮な太陽の光が差し込む

名も知れぬ鳥の鳴き声を耳に入る

なんとか体に力を入れて体を起こす

いつもどおりの朝

寝ていたい誘惑を切り捨てて学校に行く変わり映えしない毎日

外に出ると暖かい光に裏切られ、冷たい風が僕を見送る

再び眠気が襲ってきたときに自分の名前を呼ぶ声がした

「ネベルー」

声の主は近所に住んでいる幼馴染だ

彼とはもう10年以上の付き合いになる

学校は退屈だ

行かなくても内容など理解している

知っていることを時間をかけ話されても面白くない

と考えながら毎日が過ぎる

いつも通りだ

「なあ、君」

「君だよ君」

「ネベル君」

「え?俺?」

「そうそう」

誰だこいつは

名前も知らなければ顔も知らないし目にしたこともない

正真正銘の他人のはずだ

なのにこいつは俺の名前も姿もしっている

「誰だこいつは。って顔だね」

「・・・」

「なんで考えていることがわかるかって?」

「ストーカー?テレパシー?SNS?予想はいくらでもできるけど…」

「理由は簡単!君の表情を読みとるのが簡単なだけだよ!」

いちいちうるさい奴だ

とでも思うと顔に出ているということか

「いい心がけだね」

「…要件は何だ」

「紹介が遅れたけれど僕の名前はプラト。以後お見知りおきを」

「それだけか?」

「…今はね。でもねいつか僕らが必要になる時がくる」

「あっそうだ忘れるとこだったよ。君の頭とっても退屈だね」

結局うるさい奴としかわからないまま奴は去った

数分歩いた後、重たいドアを開け静寂に包まれた家に帰った



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

後書き

初めて小説を書くので至らない点が無数にあると思いますが

そこは温かい目で見守っていただけると幸いです。

これからよろしくお願いします!

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