第5話 伸び上がり 上

伸上り「のびあがり」または伸上り入道「のびあがりにゅうどう」と言われている、日本全国に伝わる妖怪で有る、


目の前に現われたかと思うと、見ている内に次第に背が高くなり、それを見上げれば見上げるほどさらに背が高くなってゆく


愛媛の東宇和郡宇和町「現・西予市」では、その姿を見上げている人の喉元に噛みつくともいわれている、香川県では首を締め上げたり、その人の方へ倒れかかってくるともいう、次第に大きくなって竹の背丈ほどにまで伸び上がると言われる


愛媛の下波村では、地上から約1寸「約30センチメートル」あたりのところを蹴飛ばして目をそらすと消えるといい、同県南宇和郡内海村「現・愛南町」では「見越した」と呼びかけると、姿を消してしまうといわれた、


外見は影のようにはっきりとしない姿とされるが、丸くて奇妙な石のようだったとする説もある、

正体は獣の化けたものとする地方が多く、タヌキが化けていると説が有る、


伸び上がり、もしかすると今にはもう無い説が有るかもしれない



光はいつもの用に学校に登校していた


「ハハ、まただ」


学校で一番のイケメン爽やか先生と言われる先生は毎朝女子生徒に囲まれている


でも、私は思う先生はロリコンで無いと得は無いだろうと、だって小学生だしこれで心から喜んでたらロリコン確定だね、でも嬉しそうなんだよね~、顔が・・・やっぱりロリコン


「・・・・・・・・・」


光は無言でイケメン先生を見ていた


「・・・ロリコンかも」


光は遠い目をしながら視線を横に反らした


「先生、今日もカッコいいね」


「先生、昨日ね家で作ったクッキー食べて」


「先生、それより解らない所があるの教えて、ね先生」


「先生、今度家に」


「みんな、順番に話聞くから」


わいわいと先生の周りの女子は騒いでいた


「ちょっと待って、今度家にってなに・・・やっぱりロリコン」


「光ちゃん、ロリコンがどうしたの?」


光が振り返ると一夜がそこに居た、だか二重の意味でこいつと居たくない

と心の中で叫ぶ光だった


「・・・・・・・」


「光ちゃん聞いてる」


「・・・・・・・」


光は無言で反対に振り返り歩き出した


「むしかよ!!」


叫ぶ一夜は、光の後を追い肩を掴んだ


「止めてください」


手を振り払い一夜を見た光は


「えっち」


「えっ」


だが再び肩を掴もうとした一夜の手は肩より前を掴んでいた


「あっ・・・・ごめん」


あっぶね~光ちゃんのおっぱい掴んだ・・どうしよう、一夜は悩んだ光の胸の感触を思い出しながら


光は見ていた一夜の怪しい手の動きを


ぜっーたい、思い出してる私の胸の感触を思いだしながら、心の底からあやまれよーー


光は心で叫びながら、一夜をゴミの用な視線で見ていた


「はっ、違う光ちゃん手が滑って」


「一夜、そんなに光ちゃんのおっぱい触りたかったのか、友達として情けない、友の過ちを止めれなくて」


「なっ、違うぞ星夜、ただ手が滑ってこう」


一夜は身振り手振りしながら説明していた、だが残酷にも女子達がやって来た


「ねぇ、聞いた、一夜くん光ちゃんの胸揉んだって」


「えっ、一夜くんが」


「いやだー、あの一夜くんが」


「そう言えば、最近よく一夜くんが光ちゃん見てるよね」


「確かに見てる~」


「で、一夜くんそんなに光ちゃんの胸揉みたかったの」


女子達が一夜見ていた、なんて答えるのか


「一夜諦めろ、光ちゃんの胸触りたかったんだろ」


一夜の友達星夜が一夜に向けて聞いた


「一夜くん・・・・近付かないでね」


光は笑顔で一夜に言葉を述べた


「サイテー」


「痴漢」


「女好き」


「もしかしてドM」


「一夜くんのおっぱい魔神」


「一夜・・・友達として、止めれなくてごめんな」


女子達が言葉を述べ、一夜の友達星夜が悲しそうに言葉を述べた


「違うぞ、違う、ちっがーう」

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