聖歌について(第38話まで読破推奨)


 フランツ達を先に書こうと思ったのですが、聖歌がちょっとややこしいかもと思ったので先にこちらをアップします。

 物語の中で上手く伝えられていなかったら、申し訳ないです。


 さて、遂に第十三位のもう一人の聖歌騎士、リオーネさんが説明をしてくれました。

 この話で、如何にフランツが大雑把にざっくりと説明したかが分かったことでしょう。フランツさん、実に適当過ぎました。まあ、聖歌を歌えない人の認識というのは、実際こんなものです。


 というわけで、結構な情報量が出ました、聖歌と聖歌語。

 私自身、何度も見直して戦々恐々としております。間違っていないかと(大問題)。

 一応ここまで判明したもので、共通項と各項で箇条書きにします。物語に出てこなかった部分も、一部書きます。



■聖歌語&聖歌共通

*音を通して己のイメージを相手に叩き込み、脳に錯覚を起こさせる

*故に、耳の聞こえない者には効果が無い

*耳が聞こえにくい者にも効果が薄い

*人を殺すことは出来ない

*あくまで脳波を乱したり、錯覚させるだけなので、直接相手の体や臓器等に影響を与えることは出来ない

*そこらに漂う自然の元素に働きかけることが出来る

*体力が必要。全力で使えば、全力疾走した時と同じ状態になる

*イメージ力は超大事。曖昧にしか想像出来ないことは、相手にも伝わらない

*抵抗が可能(反発、逆らう様なイメージ力を持つ)

*謎がまだまだ多い。仕組みが解き明かされているわけではない



■聖歌語

*すぐに発動できる

*個人差はあるが、効果は短い

*視界にいて、かつ明確に認識している相手にしか効果が無い

*化学現象を起こせる(炎を出したり、土を盛り上げたりなど)

*ただし、人に直接炎を点けたりなどは出来ない

*また、化学現象に関しては使い手との相性が必要(炎は出せても水は無理など)

*自然現象(気候)は呼び起こせない

*歌と違って、直接的な表現でないと効果は出ない(例外はある)

*前世の記憶が断片的にないと使えない



■聖歌

*聖歌語よりも遥かに効果が高く、持続時間が長い(個人差あり)

*ただし、歌い始めですぐに強く効果が出るわけではないので、最初に潰される確率も高い(一フレーズだけだと、ふんわり出始めたなー程度)

*歌詞も曲調も自由で良い。創作でも教会が用意した歌でも可

*聖歌語と違って、直接的な表現でなくても効果は出る。極論すれば、歌詞とは真逆の効果も出せる(難度MAX)

*同じ歌でも、違うものを想像すれば、異なる効果を出すことが出来る

*一度に二種類以上の効果を発揮出来る(訓練は必要)

*聖歌語よりも体力を使う

*聖歌語よりも想像力が必要。想像力が強くない場合、効果は激減する

*適用範囲を気にしなければ、聞こえた者全員に効果を及ぼす(ただし、聖歌の力の強さ次第ではその限りではない)

*自然現象(気候)が起こせる(ただし、超少数。聖歌と歌い手が密接な関係に無いと不可能)

*化学現象は起こせない

*魂を実体化出来る(今のところカイリ限定)

*前世の記憶が多く、かつ強く残っていないと使えない



 ざっとまとめて、こんなところでしょうか。

 新しい情報もあると思います。……あるだろうか(謎)。

 でも、多分そちらはすぐに物語中にも出てくると思います。


 聖歌や聖歌語は、解き明かされていない部分も多いので、その内「聖歌について2」とか出てきそうですね。

 聖歌の最後から二番目の項目は、一応フランツが「世界に一人か二人いる」的なことを言っていたので、カイリ以外にもいるかもしれません(超適当)。


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