陸上部の恩田君①

それは衝撃の出会いだった。今まで見てきた数多の女子なんか目じゃないくらいに、彼女は魅力的だった。

大きな目、黒く艶やかな髪、気品に満ちた出で立ち、持ち上げると餅みたいに伸びる体……。

「かーわいーなー!」

「いや、猫の毛は髪とは呼ばんだろ」

「学園一のモテ男が猫にぞっこんか。憐れな」


2018/11/23

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る