上司の変化

【3月6日】


林課長


お疲れ様です。アユミです。

昇進して立場が変わったら人が変わってしまった上司がいるんだそうです。

昇進前はみんなの味方だったのに、出世したら冷たくなった、ぜんぜん理解してくれなくなった、とみんな言っています。

どうしてその上司は変わってしまったのですか?

--

アユミ



【返信】

アユミ様


お疲れ様です。

例えば平社員の頃には、さんざん上司の文句を言っていたのに

いざ自分が上位職に就くと、当時の上司を同じ行動をとる、といったパターンでしょうか。

立場が変わると、入ってくる情報が変わるためです。

平社員の頃には、入手できる情報は限られていて、その情報の範疇で考え判断します。

上位職というのは、それなりの責任とともに情報が多く入ってきて、総合的に判断しなければならなくなります。それは上位にいくにつれ多くなります。

上司は横並びに同じレベルの情報を共有する人数が減り、上位にあがれば上がるほど相談相手もなく、自分だけで重要な判断を下さなければならなくなります。

立場が変わるとは、そういうことです。

上司になったときに大切なのは、平社員だった頃の想いや考え方、状況を忘れずに部下と接することです。

なぜ当時の自分は上司に不満があったのか、立場が変わった今だからこそ振り返り分析することで、現在の部下の不満は減らすことができ、部署のチーム力も強化できるはずです。

当該上司さんがこのことに気づいてくれることをお祈りしております。

--

ハヤシ。

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