第2話 2日目

宿を後にし、そのまま酒場へ直行

仲間を募ってみるが全然集まらない

そりゃそうだ。周りから見れば

「自称勇者の子孫が魔王倒しに行くとか言ってる」

としか思われないだろうし、もし信じたとしても

魔王を倒しにいくのはかなりのリスキーな行為だ。

なんせ飯のタネでもある魔物の発生源でもある魔王を倒すのは

自分の仕事を減らしかねない事でもある。

その上長期になる旅で飯や寝床の保証はない。

そこらへんの近場の魔物で困ってる市民から依頼受けて

小銭を稼ぐ方がよっぽど楽だろう。

「魔王を倒して平和=皆幸せになる」そんなのは上流階級や商人だけだろう。

だが先払い金や旅先での収入次第という条件で交渉して仲間入りするやつもいる。

それが女戦士のバケツと男僧侶のルフだ。

ルフはよくいる僧侶なんだが・・バケツの方は

何故かバケツを被っている。顔が醜いからバケツを被ってるらしい・・。

まぁ・・ずた袋なんか被ったら強盗か何かにしか見えないしな。

とりあえず二人はなんとか仲間に入ったわけだ。

(そのせいで全財産失ったが)

次は北にあるらしい町へと向かう事にする

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