ソニーユ・ルイ
借り物の魔術師
・外見
黒いローブに全身を包み、顔は白い仮面で隠した謎多き男、その両手の中指には魔方陣が彫られた指輪がある。
体つきとしては細身、指は長く、爪は磨かれている。
魔術魔力の総量としてはあまり高くはない。
・経歴
経歴不明、ただし少し調べると色々と出てくるか、ぱっとしない。
魔法のある異世界にて、魔術魔法を学んでいたが、本人にこれと言った才能はなく、魔力も平均以下で、独創性さえもない、はっきり言ってぱっとしなかった。
しかし、他のものから魔力を奪う禁術に目を付け、それをアレンジ、法にかからないギリギリのラインで運用し、一躍時の人となる。
権力者たちはその魔力とそれをもとにした精霊との契約を重視し高い地位を与えたが、その一方で食い物にされ抜け殻になった者たちの恨み、本人曰く無能からの嫉妬から新たな生贄の調達が難しくなった。
そこで接触したのがカンパニーで、その世界を滅ぼすついでに集めた魔力で精霊と契約し、今に至る。
カンパニーとしては完全なる負の歴史ながら、その実用性から断罪することができない。
・性格
冷酷で合理的、自分に理となるならば聖人にも悪人にもなる。
慎重で過去の携行やマニュアルがなければ一人で進めない。一方で他人が持つものを平然と奪い取り、それを隠すどころか本人よりもうまく使えていると自慢する。
・能力
寄生刻印、両手の指輪に魔力を通して発動、赤黒く光り、その状態で人の肌に押し当てると焼き印のように魔方陣が刻まれる。そしてそれを通して本人は背中の入れ墨の魔方陣経由で魔力を吸収する。刻まれた方は魔力を貯めることができず、無気力、倦怠感に襲われ、無理にでも魔法を使おうとすると低体温から死に至る。他の異世界に逃れれば解放されるが魔方陣は消えない。
風魔法、雑に風を起こす。竜巻や刃のような細かなことはできない代わりに圧倒的な空気量での暴風で何もかも吹き飛ばす。
その他、手先は器用で頭も悪くない。
・方針
拝魔主義、本来は魔力を集めて魔法を使うのが目的だったが、今は逆に魔力を集めるために魔法を使っている。
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