CEOフーダニット

隠された最高責任者


・外見


119cm 30㎏

赤褐色の肌に短い黒髪、こめかみのあたりよりねじれた黒い角が生えている。大きな黒い瞳からは覇気が失せている。それでも美少女、だが心配になるほどにやつれている。

かなりのやせ形で、身長も低く、見るからに栄養失調。腰のあたりにコウモリを思わせる羽が生えている。

黒と赤のぴったりとした服装で、頭には小さいながらも王冠が乗っている。

この世界の『魔族』と呼ばれる人種で、普通の人間の遺伝子とは肌の色が黒いか白いか程度の違いしかない。


・経歴


カンパニー社長にして1のコロニーマスター、らしい。

前回の社長争奪戦、通称『社長戦争』にて、優勝したと目されている。が、機密事項や未成年の労働法や女児の働く権利や労働組合やプライバシーのため、正式に誰が社長となったか発表されておらず、彼女がそうなのかどうかもわかってない。

ただ、政治犯や愉快犯などからひたすら命を狙われており、身を隠している。

噂の段階ではあるが、傀儡とすべく各陣営が催眠、洗脳、思考誘導を続行しており、加えて女性転生者、いわゆる『悪役令嬢』なので転生してこようとするものが後を絶たず、多重人格数のカンパニー記録保持者と言われている。


・性格


昔は天真爛漫で、誰にでも優しい天使のような娘だったと伝え聞く。

しかし他者との接触を絶った今では知りようがない。

最後に公の場にいた時は、夢を抱いで戦争に勝利し、現実の前に全てが砕けで磨耗している。失敗すれば前よりも悪化する激務に、それでも諦めず続けている姿は妄執に囚われた狂人だったらしい。

彼女とは別に社長をプロファイルすると、実情を無視してカンパニーを正義の味方に変えたがっており、利益は無視している。清濁併せ持つといたバランス感覚のない極端な思考、ほおっておけば別の悪の組織になると言われている。


・能力


最高権力、ただし実行力がともなっておらず、下に行くほど暴走している。

また理想を語ることはできても、実行する手腕がないと経営者としてはただの少女でしかない。

現在は周りの側近からは偶像、社内の敵派閥からは罪をなすりつけるための生贄、それ以外からはただの空気とみなされている。


・方針


治安維持のため、戦力を外から招き入れる一方、コロニーは閉鎖的で、このギャップが何を意味しているかは推測の域を出ない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る