第32話：金価格が急降下
２００８年のリーマンショックの影響で日本の経済や株価も低迷し続けていた。
２００９年の初詣でに立山家、全員で出かけ、太郎の健康と家内安全と更なる
発展を祈願してきた。
２００９年１月１３日金価格が急に下げているので買いませんかと田中貴金属の
田中誠二さんから電話が入り購入価格と聞くと２４００～２４５０円と言うので
買って下さいとお願いした。それで４０Ｋｇなら、後、いくら必要ですかと聞くと
５００万円入金して下さいと言われ、その日のうちに銀行から５００万円入金。
２００９年１月１４日に４０Ｋｇ２４５０円で買えたと連絡が入った。
この頃から日本でもパソコン普及率が上がってきてパソコン教室が始まった。
ある朝、立山輝一が奥さんの薫子さんに輝一がＷｉｎｄｏｗｓで薫子が
Ｍａｃを使ったパソコン教室を始めてみないかと提案した。すると最初に輝一
さんが初めて見て生徒さんが集まるようだったら、その時に薫子が考えるという
事にして、この話は両親に必ず聞いて許可もらってから決断して下さいねと
きつく言われた。
その晩、輝一はＫＤＤＩにいて、また転勤の辞令が出るかも知れないから、
今はやってきているパソコンの教室を三島か沼津で始めたいというと泉さんが
、そんなに急いで始めるよりはＫＤＤＩで転勤辞令が出るまで働き辞令が出た
時に再度、考えたらと言うと哲男が気持ちはわかるが慌てる必要はないと言う
のは泉さんと同じ、ただ仕事を辞めるには、しっかりと経済的にどうやって
稼いでいくか考えていかなければならないぞと話した。その話を聞いて輝一が、
まず転勤辞令が出たときに再度、相談するという事にした。
その後、輝一が父、哲男が株を見ているのを知っていて株式投資について
教えてくれと言うと了解と笑いながら言い、明日の朝から朝食前に６時から
７時の1時間教えてやると言い、年利３％５００万円を投資してやるから、
それで投資を始めろと言った。２００９年１月１８日から株投資の勉強を始めた。
今一番気に入ってる銘柄はＣＴＳで￥７１０００から￥７１５００で
買いたいと言い、２月１日に￥７２０００になったので￥７１７００で
２０株指し値入れておけと言いすると４月１３日に２０株買えて、
￥７１５００で４０株指し値しておけと言われ、入れておくと４月２１日
までに４０株買えＣＴＳを合計６０株買えた。
ＣＴＳ４２９万円で残高が７１万円となった。
そうして２００９年も夏を迎えて、毎月の釣りは相変わらず盛況で新鮮な
旨い魚は欠かさず食べることができた。１歳を過ぎて太郎は家中を歩き
回り倒れては生傷が絶えなかった。だた薫子さんが車に乗せると喜んで、
周りの景色がかわるのを不思議そうに眺めるようになり、ドライブが好き
になったようだ。そこで１０月に輝一、薫子、太郎の３人で富士五湖、
甲府、松本、諏訪、蓼科、八ヶ岳へ１泊２日のドライブ旅行に出かけて
温泉の家族風呂に入ったり山の景色を見てお土産を買って帰ってきた。
２００９年１１月、ＫＤＤＩが沼津営業所と三島営業所を合併して沼津
営業所として沼津から静岡県の東部を全域を回ると言う話が持ち上がった、
昨年からの景気低迷でスマートフォンの契約件数が伸びない様で全国的
に営業所の再編成の話が持ち上がった様だ。通常３月末に人事が動くが、
今年は１２月末に人事案が出るという噂が出て１２月５日に三島支店閉鎖
で沼津営業所が、その地域を担当することになり立山輝一には北海道、釧路
支店転勤の話が出た。そこで輝一が両親に相談すると両親とも輝一の判断を
尊重すると言うので薫子さんに聞くと釧路転勤は厳しいと言い、自分で
仕事始めたらとあっさり言った。
薫子さんは商工会議所では人員整理の話しもないし仕事が楽な割には給料
もボーナスも出ているので、このまま仕事を続けたいと言った。これで、
輝一はＫＤＤＩを退職する事にして退職願を提出して１２月３１日付で
退職し２０１０年を迎えた。
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