第28話:輝一と薫子の結婚へフルスピード2
その後、そのおばあさんに末期の大腸癌が発見され静岡県立がんセンター病院を
紹介し、おばあさんが延命治療や手術、抗がん剤、放射線療法を拒否したので
緩和病棟に移して看病して半年でなくなり、そのお祖母さんの子供さんが日本の
有名大学を出て娘さんは米国人と結婚してハワイ・ホノルルに住み息子さんはNY
で外資系の銀行に勤め米国人の奥さんとNYに住み、おばあさんと音信不通になり
、葬式の時にも手紙で知らせたが転居したようで連絡がつかず、釣り仲間だけで
、父が中心となって葬式をあげた。その時、おばあさんの病室の机の引出の中に
遺言書が見つかり全財産を父に託すと書いてあり、その財産が1億近くあり、
また、千坪の伊豆長岡に土地と屋敷と山を5つ持ってることがわかり、現在、
その敷地にコミニティセンターをクラウドファンディングで金を集めて経営
していると答えた所、薫子さんの父、佐藤直太朗さんが波瀾万丈に人生だね
と話し、お父さんは、すごい人ですねと感心したように言った。
話を聞いて薫子さんの父の佐藤直太朗が輝一君は結婚後はKDDIの営業部
にずっと勤めるのかと聞いてきたので、正直なところ迷ってますと言い、
父の姿を見て自分も自然が素晴らしい伊豆で贅沢はできないかも知れないが
自分の力で仕事を見つけて独立して食べていきたいと思っていますというと、
直太朗さんが笑いながら正直でいいねと言い、自分を信じて生きる方が良い
かもしれないねと話してくれた。直太朗さんも実は戦後橫浜で橫浜家具を
外人さん相手に販売して丁度良い時期で売れて大儲けして土地を買い、
その資産を元手に元町に小さな店を経営したりしてきたと話した。
直太朗さんが祖父母の佐藤隆一郎さん佐藤織絵さんに何か質問はありますか
と聞くと織絵さんが輝一君、良い子じゃないか、頑張って良い家庭を築きなさい
と言った。隆一郎さんも薫子が気に入った人だから間違いあるまいと言い結婚に
賛成してくれた。母、佐藤瑞穂さんも自然が多い所に住めるのは良いねと言い、
輝一さんのご両親のお陰で資産もある様で安心したよと言い結婚を認めてくれた。
薫子さんが善は急げという事で今年の2007年6月にホテルニューグランドで
結婚式挙げたいので日程が決まり次第連絡しますと言うと輝一が聞いてないよと
言うと、大丈夫、後の手配は私に任せてと言ったので相変わらず、じゃやじゃ
馬娘だと大笑いして薫子さんの、ご両親、祖父母に結婚の許可をいただいて
輝一は安心した。
すると薫る子さんが、これからタクシーでホテルニューグランドで結婚式の
予約を取りに行ってきますと話し皆さんにお礼を言って家を出てホテル
ニューグランドへ行きブライダル担当の方に今年の6月の日曜日に結婚式を挙げ
たいと言うと来月ですかと言い、ちょっと待って下さいと予定表を持ってくると
2007年6月17日の昼からが、今朝、キャンセルが出たのでここだけ、
空いてますと言うと、その日にで予約しますと言った。あまりに強引なので輝一が
、両親に相談しなくて良いのかと言うと、人生の一大イベントよ、他の事は
さておいて、こっちに来てくれるわよと言った。
そこで薫子さんの家、輝一の実家に電話して予定を聞くと大丈夫と言われた。
これで結婚式の招待状をパソコンで作り印刷して、すぐに、送りましょうと
笑いながら言った。そうして、結婚式が決まったら急にお腹がすいたわと言い、
ホテルのレストランでゆっくり食事して、新幹線で三島に夜7時過ぎに帰り、
自宅に8時前について、事の次第を話すと、母の泉さんが、もう結婚式まで
決めたの、さすが薫子さんね仕事が早いと変に感心していると哲男が、うちと
同じでかかあ天下の家庭になるぞと笑っていた。泉さん、誰に招待状を
渡そうか言うので近しい人だけにした方が無難だと言った。
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