第55話:リチャードの北陸温泉巡り2

 4日目は、タクシーで、粟津温泉へ向かい、料理で有名な旅館に

とまり、ここの露天風呂月の部屋に泊まって、今回も、妻のサリーと一緒に

、露天風呂で温まった。その後の、カニしゃぶと焼き蟹料理を食べたが、

特に、蟹みその甲羅焼きにカニさしをからめて食べる、のと流という食べ方

で食べたカニ刺しが珍味で、香ばしい香りとはじける音も楽しい焼ガニが、

一番美味しかった。


 すると、サリーが、日本人て、本当に珍しいものを、珍しい方法で料理して

食べるのねと笑い、私なら、こんなに手の込んだ料理、絶対に作れないと言って

笑った。実は、サリーにとって本当に、一番美味しかったのは、能登牛の

炭火焼きだった。


 5日目は、列車で能登半島に入り、和倉温泉駅からタクシーで、日本でも

指折りの名旅館と言われる、加賀屋に泊まった。加賀屋は、海辺に大きなビル

が2つそびえ立った建物だった。宿泊料金が高かったが、部屋は広く、海が

とてもきれいに見えて、素晴らしかった。また、料理を運んでくれる女性も

優しく、サービス満点であり、サリーは、こう言うサービスに日本人は弱いだ

と思った。そうして、日本酒をいただいて、海を見ながら床につき熟睡した。

 6日目は、七尾駅からバスで高岡へ行き、列車に乗り換えて、時間が

かかったが、宇奈月駅に到着したが、大きな川が流れる山間の駅だった。

 タクシー直ぐの、黒部峡谷の景色の良い旅館に入り、多き男若を見ながら

の露天風呂は、とても気持ちの良いものだった。フロントの方に聞くと、

日本の有名な作家、与謝野晶子・川端康成など様々な作家に愛された

旅館だと説明を受けた。確かに、自然を眺めながら、小説を書くのも良い

かも知れないとリチャードは、納得した。


 7日目は、北陸新幹線に乗って、飯山駅でおりて列車に乗り換えて、

戸狩野沢温泉駅に着いて、タクシーで、古くからの地元の温泉ホテルに

ついて、直ぐに温泉に入ると、素敵な山の景色が目に入ってきて、その風情

のある景色に感動した。ちょうど青葉が繁る時期であり、絶景だった。


 ここでは、リンゴ話お食べさせて育ったという有名な信州牛のステーキ

を食べたが、確かに旨い、馬刺しという、馬の刺身もすすめられたが、

遠慮した。また、名物の野沢菜漬けを少し食べたが、しょっぱくて、

あまり口に合わなかった。


 貸切露天風呂を利用したときに、何か、石を掘った物があったので、

フロントで聞くと、道祖神という物で、外部から来る魔物・災いを遮り

防いで安全を守る神様だと教えられたが、意外に可愛い顔をして、

その石碑の前にカエルの可愛い置物があって、とてもキュートだった。

 そして、このホテルでも日本酒をいただくと、海沿いの温泉ホテルの

お酒とは違って、美味しかった。


そうして、8日目の朝、野沢のホテルをチェックアウトして、列車に乗り

、長野駅で降りて、ゆっくりと、善光寺参りをした。その晩は、信州牛の

美味しい店を教えてもらって、信州牛のステーキをたらふく食べて、

最終日は、長野駅の近くのホテルに宿泊した。ここは、洋風のホテルで

モダンであり、洋室の窓から見る景色は、回りを山に囲まれた盆地だった。

 特に朝に見たいくつかの山が気になったので、フロントで聞くと、

北信五岳、ほくしんごがくと言い、飯縄山、高妻山、黒姫山、妙高山、

斑尾山と言うらしく、9日目の朝、山がよく見える場所へ移動して、

これらの山を望遠で写真に収めた。お土産のおそばも買って、長野駅から

北陸新幹線で東京駅帰り、橫浜ニューグランドホテルに帰ってきた。

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