第38話:2008年、東京近郊の良い温泉旅1

 世界の経済は密接につながっているため、この「リーマンショック」は

とても甚大な影響を世界中に及ぼし100年に一度の大不況と呼ばれる

ほどになった。ちなみに日本は、バブル崩壊の教訓で過度な投資はして

いなかったため、金融機関がバタバタ潰れるようなことはなかった。


 しかし、株価は下がり、あらゆる経済活動が縮小しました。2007年の

サブプライムローンの入った債券問題がヨーロッパ、アメリカで大問題になり

、そのために、多くの金融機関がつぶれて、遂にアメリカの超巨大金融会社

リーマン・ブラザースが破綻して、どうしてもつぶせないアメリカの

巨大金融機関に、アメリカ政府が天文学的な金額を融資して破綻を防いだ。


 そういう波乱の経済状況では、投資に手を出す時期ではないと考えた

リチャードは、奥さんと共に、日本の温泉巡りを計画して、2008年

4月20日に来日した。


 今回は、東京近郊で良い温泉として、箱根、熱海、修善寺、鴨川、

犬吠埼温泉、養老温泉を考えた。4月20日に成田に17時に着いて、

タクシーで犬吠埼温泉に18時半に到着した。予約した部屋は3階で

犬吠埼灯台がよく見える眺望の素晴らしい部屋でした。温泉からも

海が間近に見えて、感動的だった。


 その後、7時半から、魚の刺身と地元・牛の鉄板焼き、アジの

なめろー、天ぷらを食べながら、日本酒を飲んで、酒が回り始めると、

すぐ眠くなり、熟睡した。翌朝、6時過ぎに起きて、砂浜を散歩して、

朝風呂に入り、朝食をとった。


 8時にホテルを出発し、電車を乗り継いで12時に館山駅に到着し、

駅前で昼食をとり、タクシーで房総半のと突端の白浜へ到着し、

白浜フラワーパークを散策し、13時に館山へ戻り、特急で鴨川へ

シーワールドでイルカショーを見たりして、タクシーですぐ近くの

鴨川グランドホテル、14時についた。珈琲を飲んで、温泉に入り、

その後、足湯に入りながら、海を眺めた。


 15時に鴨川を出発して上総興津からタクシーで養老渓谷温泉郷の

滝見苑に16時半に到着した。桜が満開で、渓谷の宿で風情があった。

 温泉に入り、19時から夕食をいただくと、今が旬の筍の煮物と鮎の

塩焼き、鰹のたたきが出て、牛肉の焼き肉もあり、日本酒と注文して

ゆっくりいただいたが、、酔って、22時前には寝てしまった。


 翌朝も早く目覚めて、渓谷を散歩して、一汗ながし、朝風呂に入って

から8時から朝食をいただいた。9時に出発して、タクシーで高速バス

のバス停・松丘まで20分で着いて、9時半発の東京駅行きのバスに乗って

、10時に木更津・金田バス停で、橫浜駅行きのバスに乗り換えて、

10時15分に出発して、11時過ぎに、ニューグランドホテルに

停車することがわかり、そこで降りて、豪華な昼食を食べる事にした。


 橫浜港が見える2階の素敵なレストランで、牛フィレ肉のグリルの

マデラワインソースのコースと赤ワインを注文して、飲みながら、旅の

思い出話をして、ゆっくりと昼食をいただいたが、うわさ通りの美味しさで

、充分満足した。12時過ぎにタクシーで橫浜駅へ向かった。


2009年3月20日、安田商事・投資部の投資でキャタピラー株33万株

を28ドル、924万ドルで買い残金が76万ドルとなり、リチャード個人

も、同じ株を同数購入した。

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