第28話:クルーズ旅行と米国企業の不正会計

2001年はネットバブルがはじけて株式市場は下げていて、とても買う勇気が

おきずにいた。2001年1月1日からヨーロッパでユーロが導入された。


2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件4機の航空機ハイジャック

による、米国に対する大規模同時多発テロ事件が発生。旅客機2機がニューヨーク

世界貿易センタービルツインタワーに衝突しビルは倒壊した。死者三千人以上。

9.11アメリカ同時多発テロ2001年9月11日:アルカイダのテロリストに

より4機の旅客機がほぼ同時刻にハイジャック。午前8時46分、アメリカン航空

11便がニューヨーク上空を低空で横切りワールドトレードセンターのツイン

タワー北棟に激突。17分後の午前9時3分にユナイテッド航空175便が

ツインタワー南棟に激突した。


午前9時38分、ペンタゴンにアメリカン航空77便が激突。ユナイテッド航空

93便はハイジャックを察知した乗客がテロリストの陣取るコクピットに突入

、午前10時3分、建造物に激突せず墜落した。米国の株式取引は9月11日

から9月14日まで中止で取引が再開された週明け9月17日以降の株価は

大幅安となった。


 通常取引が続けられた日本では、事件翌日の日経平均が682円85銭安の

9610円10銭と急落し1984年8月1日以来17年ぶりの1万円割れ

となった。まさに世界中を恐怖のどん底に陥れた。その後も、アメリカでは

エンロン事件と言う大企業の巨額の粉飾決算事件が2001年10月に発覚した。


 アメリカ合衆国の多角的大企業であったエンロン社の不正会計事件で

 総合エネルギー取引とITビジネスを行っていたエンロン社が、特定目的会社

・SPCを使った簿外取引により、決算上の利益を水増し計上していたことが

分かり2001年12月に経営破綻に追い込まれ、世界の株式市場に大きな

衝撃を与えた。しかし、エンロン事件の後8ヶ月後、1983 年に設立された,

新興の電気通信事業者、ワールドコムが1998年9月のMCI

コミュニケーションズの買収などM&Aを繰り返すことで 1990 年代後半

に規模を急拡大した。2002 年になって,創業者でCEOであった

バーナード・エバース氏に対する巨額の不透明な融資が明るみに出た事で

ワールドコムの株価は急落しエバース氏は 4月にCEOの辞任に追い込まれた。


 その後、6月25日に2001年から2002年第1四半期にかけ総額で

約38億ドルの不正な経理操作が行われていた事が発覚し、この結果ワールド

コムは市場の信頼を失い資金繰りに行き詰まって7月21日に連邦破産法

第11条の適用を申請した。これは2001 年のエンロンを上回る

米国最大の倒産事件となり米国大企業の不正事件が、またもや

世界中を驚かせた。


2003年、イラク戦争とは、アメリカを中心とした有志連合軍がイラクへ軍

事介入し、当時のサダム=フセイン政権を倒すために戦った。連合軍の攻撃の

理由は「イラクが大量破壊兵器を保有している」というものでした。

 2003年3月20日、アメリカ軍によるイラクの首都バグダッドへの空爆

を皮切りに、戦闘がスタート。2003年5月に当時の米国大統領、ジョージ

・ブッシュに「大規模戦闘終結宣言」が出たが、アメリカが指摘した大量破壊

兵器の発見に至らず、更にイラク国内の治安悪化が問題となり、戦闘は続行した。

 その後、アメリカの理由なき戦争と、ヨーロッパでも、その他の国々からも

、批判の声があがったが、戦闘は、長期間にわたった。


 リチャードは会社の投資で2003年3月17日にAMD株が6ドルで

160万株960万ドルで買い残金が40万ドルになった。リチャードも

同じ株を同数買った。

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