Act.20.5『次回予告』
ユージ「あ、どうもっス皆さん。朔楽がいつもお世話になってます、親友の夕二です」
サクラ「おい夕二。風呂空いたぞー」
ユージ「あっコラお前、パンイチで部屋をうろうろすんな! せめて胸を隠しなさい胸を!!」
サクラ「…………胸?」
ユージ「ったく、俺ってば一体なにが悲しくて女装した親友なんか家に泊めてんだろうな……」
サクラ「いや、泊まっていいって言ったのお前だろ」
ユージ「うるさいわーい! 男友達の乙女チックな姿に不覚にもドキドキしながら四六時中過ごさなきゃいけない気持ちがおのれにわかるんかぁーい!」
サクラ「お、おう……!?」
ユージ「だいたい家でも女装する必要あんのかよ! そんな格好でうろつかれたら目の保養に……じゃなくて、目に毒だろうが!」
サクラ「そ、それはよぉ。自称『
【『
サクラ「……とかカントカってうるさくてよぉ。家とかでも女装は解くなって言いやがるんだよ」
ユージ(女装の伝道師さん、グッジョブ)
サクラ「毛の処理をサボったりしても怒られちまうし、ほんと油断できねぇわけよ……」
ユージ「……一応聞くけどお前、
サクラ「あ? いや洗面所にあったカミソリを適当に使ってるけど」
ユージ「それ俺のぉぉぉっ!! えっなに、俺は女装する変態さんの脚とかもっとスゴイところの毛を巻き込んだカミソリで毎朝ヒゲを剃ってたの??」
サクラ「そ、そういうことになるな……つーかさり気なくヘンタイ扱いすんなし」
ユージ「ふっざけんな!! つーか髭剃りを脚なんかに使ってたら肌が荒れちまうだろ! せめてシェーピングクリームとか使いなさいよ!」
サクラ「うげぇ、お前までメリーみてぇなこと言うなし……!?」
ユージ「じゃあガムテープで脱毛するかコラ! それだったら家にたくさんあるからよォ〜!」
サクラ「いいよ」
ユージ「ゑっ」
サクラ「や、やさしくして……初めて、なの……」
ユージ(あれぇ? 冗談のつもりだったんだけどなぁー、なんか様子がおかしいぞぉーアハハ)
サクラ「(目を潤ませ上目づかいで見つめる)」
ユージ「じ……次回へ続くぅぅぅぅッ!!」
サクラ「あっ逃げた」
サクラ(やっぱりこの格好で夕二をイジるの面白ぇな)
次回『lV.
CONTINUING TO XEXT EPISODE→
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