今から、ゲームを始めます
ココミ
第1話 ゲームの始まり
どうして、こんなことになった?
私には分からない。
周りは血がいっぱいついてる。
でも、もう見慣れてしまった。
1度の過ちで、大切な人をたくさん無くした。
神様、どうして私たちの退屈を奪ったのですか?
【鈴羽side】
カエデ「鈴羽!
おはよう☀」
スズハ「楓!
朝から元気だね〜、おはよう☀」
カエデ「元気が一番!」
スズカエ『𐤔𐤔𐤔𐤔𐤔𐤔』
こんなやり取りを朝からしていた。
中学生になったばかりの時は、もっと、希望に満ちていて、色んなことにチャレンジしていた。でも、3年生になったらもう、やる気がなくなっていった。だから、毎日がずっと
退屈だった。
よく、3年生は最後だから、パアーと遊ぼうと思っている人が多いけど、私はそんなことは感じない。逆にめんどくさい。
学校に着くと、いつもと一緒のメンバーで集まって、いつもの話をした。これがこのメンバーで最後のいつもの話だった。
イツメンのメンバーは、女子が、私、鈴羽と楓、菜野。
そして、男子は、玲門、奏音、春人、優真。
7人は幼なじみでいつも一緒にいた。
不満は全部言って、喧嘩もいっぱいした。そんな仲だ。
いつもどうりに授業が終わった。
カエデ「鈴羽!
帰ろ!」
スズハ「うん、おk」
ハルト「待って、今日俺達もそっちの方向から帰
るよ」
急に春人がそう言ってきた。
いつもは、校門でみんなと別れるのに。
スズハ「どうしたの?
急に𐤔𐤔」
レイモン「気分転換的な?
なぁ、奏音」
カナト「まぁ、そんなとこだな。」
スズハ「ふーん、別にいいよね?
楓。」
カエデ「うん!
全然いいよ!
帰る道分かる?」
ユウシン「一応な𐤔𐤔」
スズハ「まぁ、トンネルのところまでだよ」
ナノ「そうだね、そこまでなら、大丈夫!」
男子『へーい』
みんな、いろんな、話をしていた。
でも、私は違うことを考えてた。
どうして、今日私たちの帰る道に来たのかな?小学生の時は、通学班があったからもちろん、イツメンのみんなと帰る機会なんかなかった。中学になってからも、3年間今日まで一緒に帰ったこと無かったのに…
私は聞いてみることにした。
スズハ「どうして、今日一緒に帰るの?」
ナノ「気分転換じゃないのォ?」
う、菜野は時々ぶりっ子になる。
男子と居る時は、ほとんどぶりっ子だ。
まぁ、そんなことはおいといて。
カナト「それはそうだけど、行った方がいいなと
思ったからかな?」
ハルト「俺も俺も。
行っとかないと、後悔する気がしたから」
レイモン「神様がそうしたんじゃね?𐤔𐤔」
ユウシン「𐤔𐤔
それはないだろ。」
レイモン「流石にな𐤔𐤔」
ふーん、神様か。
そうだとしたら、少し怖いな。
今日、曇りだし、なんか変な感じだな。
嫌な予感する。
き、気のせいかな?
トンネルとトンネルの間に少しの間がある。そこで別れようとした。
スズハ「じゃあ、気をつけてね。」
ユウシン「あぁ、お前らもな。」
カエデ「はーい」
そして振り向いた時、楓が
カエデ「何この機械は…」
私たちの帰る方向の道に、空に浮いている、正方形の人が乗るような物があった。
スズハ「な、何これ」
私も言葉が詰まった。
それに気づいたのか、向こうに歩いていた、他の5人がこっちに来た。
ハルト「なんだこれ?」
スズハ「分からない、振り向いたらあったの。」
カナト「まぁ、避けて帰っ・・?!」
ユウシン「どうなってんだ・・・・・・」
機械に夢中になっていて気づかなかったけどトンネルの出口がふさがれていた。横にあったはずの道路が消えて、真っ黒な闇が広がっていた。まるで、私たちだけ浮いているような空間だった。
スズハ「何これ!」
レイモン「まずは、落ち着こう」
??「落ち着く暇はないわよ」
ナノ「だ、だれぇ?」
??「あなた達、この生活が、退屈なんでしょ
神様が、退屈な生活から抜け出してあげ
るって。」
カナト「あんた、誰?」
??「ごめんね、まだ言ってなかったね。
私はこのゲームのゲームマスター、
ユウカだよ。」
ユウシン「ゲーム?」
ユウカ「時期に分かるよ。」
スズハ「えっ...。」
ユウカ「さぁ、今から、ゲームを始めます。」
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