統制戦争
鯛介
第1話
「こちらF5接敵中!応援下さおうぇっ!」
『こちらF1、変な声出すな。他人にも聞かれてんだぞオーバー』
『F1、死んでも保険金降りないからね』
「奇跡的ですけど生きてますよ!マガジン尽きて、サイドのハンドガン一丁で最前線にいるとか自殺願望あってもしません!」
『...F4、F5うるさい』
『F3、F4まぁ許してやりなって。かれこれ30分最前線で耐えてるんだから』
『『『死ね』』』
『くぅっ...ありがとう...ございます...!!』
「人様が聞いてんですからやめて下さいよ、恥ずかしい」
『あはっはっは!言うようになったね。あと20秒でそっち着く、弾やるから援護して』
「了解です、グレネード要ります?」
『おいF5あんまり投げるなよ、金がもったいない』
『F1ケチケチ言うなよ。結構貰えるでしょ』
『はいF3、今日晩飯何っすか?』
『...焼き肉』
『しょうがない、食べ放題な』
『ビールで乾杯ね。F5、3カウント2、1...』
「ぬりゃっ!!」
「ほいお土産」
「助かります!」
『F2あと5分だ。耐えるだけで良い』
「了解、前に出る!」
「えぇっ!話聞いてました!?」
「こいつあるし、大丈夫だよ」
「パワードスーツ...」
「あたしら傭兵には高いからね、我慢しな」
「別に要りませんよ。あっマガジンください」
「2つで良いね?」
「はい...って7.62じゃないですか!5.56下さいよ!」
「使えるし良いだろ?別に」
「グロックには使えますけどぉ...M16には使えないです」
『F2F5、無駄話はやめろ。もっと狙って撃て』
「F1別に良いでしょ、あと2分」
『...F4、F5の2時400、RPG』
「嘘でしょ!?吉田さん!!」
「名前で呼ぶなって、跳ぶよ」
「うわぁっ!...危なかっだ!!?」
「お...F5?...い...!」
彼女の意識はそこで途切れた。
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