カチコチ山テクノロジー
テミテミ コプチ
第1話 かりそめの墓
新しい靴を買って8年が経った、俺のハムスターはまだ羽化しない。”トミティンクス・東・おもひで”それが彼の名だ。カレーは煮え切らないまま水蒸気となり蒸発しようとしている、風呂場はないから風呂は沸かない、そんなことよりも実の父親であるギガバイ太郎は草野球施設ができた途端アイスホッケーをしに行くぞと言いだした。カレーはなくなった。忌々しい家。パパ、ママ、黄色。ベッドインしている彼女のくびれはほとんど五角形といって差し支えないであろう。突然チャイムがチャイミングした、びっくりして驚いた、自分が応答するのは少し恥ずかしかったので彼女の五角形に出てもらうことにした。突然の訪問者であった人物はスピーカーのフレームのセールスマンだった。殺した。5分後。10分は経たないと集まらないであろう警察が家の外に交番を建て始めていた。どうやら俺を逮捕する前に住みよい環境を作りたいらしい。そういえば10年ほど留年させてもらっていた小学校にもそんな感じのポスターが貼られていてちぎって昼食にした記憶がある。何はともあれ家に前の交番が建つまでそう時間はかからないであろう、逮捕される前に膝のストレッチを欠かさない友人を呼んでパーチーでもかまそうと思ったが、どうやら彼は警察に交番にされてしまったらしい、有名スマホアプリのピケムンGI(ギー)でピケスポットになっていた。泣いた。産まれて初めて泣いた。泣いたのはう産まれた時以来だ。そんなこんなで交番が建ってしまった。だが、外の様子が少しおかしい。何やら警察が揉めているみたいだ、聞き耳をたてて警察に直接聞いてみると、どうやら畑の作物が育たないらしい。これだから地球外生命体を子に待つ奴らは頭が悪い、少し考えれば原因なんてすぐわかるだろう。高速道路の壁が高すぎるのだ、だから作物は育たない、大統領が辞書に載せていたじゃないか、一通り説明し終えると警察は感動してアニメ映画の製作に取り掛かっていた。来年公開の映画を明後日までに作り終えて、今日公開らしい、なんともまあ素晴らしい話だ。作物も育たざるを得ないだろう。そうして今日が終わり、明日がきて、おいしいごはんをたべて、おいしくなる。今日は寝よう君になろう。
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