172_命ある愛玩具

たまたま癒されるから

たまたま愛らしいから

そんな理由で命を得た


理由がなくなればお終い

あっという間に捨てられる

生きているのに命がなくなる


命があるかないかは僕が決めるんじゃない

僕に命をくれた人が勝手に決めるんだ


貰った命を無くさないために

削って

汚して

売って


だから僕は今日も

癒される存在として

愛される存在として

生きられる


命のために

生きている

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