第7話次の日

上司とバトルした次の日は、

長い月日を掛けて準備した研修の日だった。


前日の一件があったので、気まずかったが、

わたしの心は晴れ晴れしていたので、

とても楽しく仕事ができた。


上司から冷たい視線を浴びせられても気にならなかった。


結局、引き継ぎ諸々含め、3ヶ月後に退職できることになった。


引き継ぎ相手は、わたしが信頼している〇〇さんとは別のスタッフだった。

仮にAさんとしよう。


Aさんは、非常に調子が良い性格だ。

そして、度々うそをつく。


見たこと、聞いたことでも、「知らない」という。


そして、スタッフ同士のいざこざが発生するとそれを楽しんで見ているのだ。


上司もそれは分かっているのに、謎だった。


でも、そんなことはどうでもよくなっていたので、3ヶ月間黙々と働いた。


上司の意向で、スタッフには、「退職」ではなく、「休職」と伝えた。


着々と準備をし、やっと退職の日を迎えた。


やっと、辛い毎日から解放されるのだ。

とても清々しい気持ちだった。

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