昭和の子
鏡湖
序 章
山下智子は、病室の窓からぼんやり外を眺めていた。入院生活一週間、まだまだ先は長いというのに、読書も音楽も、そしてテレビも飽きてしまった。
そしてふと思った、日記でもつけてみようかと。でも、今の日常を書いたら間違いなく闘病記だ。そんな日記を後々読んでみようと思うだろうか?
そして思いついた、子どもの頃のことを書いてみようかと。懐かしさにどっぷりと浸かってみるのもいいではないか、時間はたっぷりとあるのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます