地獄で悪魔に惚れられて、穴熊。
フランク大宰
第1話 悪魔を崇める詩
タバコの臭いと、埃が鼻に付き、まるで、所謂、釜の底に入る気分だ。
多くを失い過ぎた、多くの失敗をした。
美女神にも愛想つかされ、冬の寒さに凍える胸の内。美しき想い出に蝕まれた心。
俺に罰を受けさせるために、黒いマスクの処刑人が近づく、一刻、刻一刻、彼の高いブーツの"カッーン"という足音が聞こえる。
我ここに来て今、終わりを待つ身。
"姿見せぬ神よ私をお救い下さい。神怨み人を貶める悪魔よ私は君等の同志だ、私は率先して君等を崇めましょうぞ"
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