第4話

私の微笑む先に

虹が綺麗に輝く

12月の蝶はさびしげに

時に

プロメテウスの火影のなかに

私の想いが昇華され

12月に残る蝉のぬけがら

それは四季のうつろいを私に指し示す。


冬に釘は打ったか?

ハンマーの火花は見えたか?

蝉はどこに消えた

12月の蝶は生きている!

虹は…虹は見えない

私に微笑みは消え

残るは淋しい残滓だけ


明日 晴れるとしたら

今度こそはハンマーを振るおう

火花と散る嫌悪のなかに

君の瞳の輝きを思いながら。

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