第17話:ポルトガル移住とゴールデンビザ2

 購入した家は、高速道路や大きな道路が多く。リスボン空港まで車で5分、

地下鉄駅まで徒歩5分、自然動物公園、徒歩10分、車で5分でヨットハーバ

ー、があり、その前に,大きな病院もあって、とても便利なところだった。


 学校を探しにいくと、家から車で30分のところに、カルルーチ・アメリカ

ンスクールがあり、2011年9月30日に日本から移住してきたが、14歳、

辰男、中学2年生、13歳、美恵子、中学1年生、11歳、貴子、小学校6年

の3人を入学の、お願いに行くと、住居証明と電話番号、資産を証明書、

ゴールデン・ビザのコピーをくださいと言われので、数日中に、持参すると答えた。


 自宅に帰り、近くに住む,アメリカ人・スージーと言う名の女性に来てもらい、

カルルーチに入学させたい3人の子供達、、に英会話の指導をお願いし、了解して

もらった。7月28日に、住居証明と資産証明として、預金通帳のコピー、

ゴールデン・ビザの申請受理した証明書をカルルーチの事務局に提出して、

15分間の親子面接を受け、入学許可をもらい、明日から登校できます

と言われた。翌日から、塚田守が3人の子供を、送り迎えすることにした。

 更に、日常英会話に力を入れて、週2回、教えてもら様にした。また、

5月下旬~9月上旬までの間に、まるまる3カ月が夏休みに、なるようだ。



 10月になり、車で、ナザレへ、中古の大型バンを買って、8人で出かけた。

 家から1時間半で,ナザレへ到着して、ケーブルカーで丘の上に上がり、

高台からの海辺の景色を眺めた。弓状の形の浜辺は,透明度の高そうな、青色

と浜辺の砂浜、回りのポルトガル独特の白い壁と紅い屋根の家の色のコントラ

ストが最高だった。その後、浜辺に降りると、海はきれいでしたが、波が高く、

外海のため水温も低く、泳ぐという感じではない。町の路地を歩いて、お腹が

空いたので、レストランに入り海老と白身魚の入ったリゾットを注文。上に

パクチーがのっていて、海鮮料理の味がきいて、最高に上手かった。


 海風が強いせいか、リスボンよりも寒く感じて、夏の避暑地の海といった

感じがした。11月になり、寒くなってくると、ポルトガルのリゾット、海鮮

スープが、美味しくなる。この味は,ぜったに日本人に受けるのは間違いない

と思われた。自宅でも、鰯を買って焼いたり、白身魚、エビ、貝を買い込んで、

スープを作っては、リゾット、フォー、乾麺を入れ、食べるのが定番となった。


 2011年11月5日、突然、長女の塚田和美さんから塚田守の所にメール

が届き、相談したいことがあるので、そちらに行きたいので、リスボン空港に

迎えにきて欲しいと連絡があり、5月6日に、迎えに行った。そして、空港内

のカフェで、実は、2009年から、大学3年の時、カリフォリニア大学サン

ディエゴに留学中に米国の友人3人と、ベンチャー起業でソフトウェア会社

「ドリーム」を立ち上げて、卒業も役員として、ソフトウェアの売り込みの

仕事をしていたが、仲間3人と折り合いが悪くなって、会社を辞めようかと

思っていると言う。そこで、塚田守が、退社する気になった理由を聞くと、

他の3人が、ソフトウェア開発の仕事をして、睡眠時間を削って、死にもの

ぐるいで働いているのに、私だけソフトウェア販売に午前10時頃から、夜6時

頃、企業の営業時間ないに仕事をしていて給料を均等に分けるのが、おかしい

と言い出したのが原因だと言った。

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