第45話:投資活動の年と今後の計画立案

 そうして、2009年が終わり、2010年を迎えた。その後、桜のシーズンを経て、今年は、長野の戸倉・上山田温泉にとまって、更埴の杏の祭りに出かけて、長野の善光寺、上田の真田神社を巡って、松本の浅間温泉につかり、帰ったきた。その後、ゆっくりするのに飽きた、奥さんの石津三千子さんが、旅行会社で、クルーズに同行する旅に出たいと言い出して、その時、石津健之助さんも一緒に行かないかと、誘われて、ついていく事にした。


 8月3日から、バンクーバーからアラスカクルーズの仕事をもらったので、7月22日にバンクーバーへ行き、花の一番切れなシーズンなので、ビクトリアに泊まって、数日間、ブッチャーとガーデンを散策して回り、多くの花の写真を撮って、楽しんで、バンクーバーに戻り、27日に、アムトラック列車で、国境を越えて、アメリカのシアトルに言って4日間滞在して、ボーイングの工場見学、シアトル市内見物と、スターバックス・コヒーの店屋、港町の美味しい魚屋を食べ歩いてた。この町は、魚だけでなく、パンも、料理も、アメリカでは、珍しく、美味しいので、多くのカフェや、レストランを食べ歩いた。


 その後、8月2日に、バンクーバーに戻り、7泊8日のアラスカクルーズに石津夫婦が上船した。バンクーバーを出航して3日目に、グレーシャー・ベイと言う、巨大氷河に圧倒され、その氷河が、崩れ落ちる光景は、荘厳であり、あらためて自然の迫力を痛感させられた。その氷河は、グレーシャー・ブルーと言う名の通り、透きとおる青は引き込まれるような美しさだった。その後、ジュノー、スキャグウェイ、ケチカンに立ち寄り、8日目にバンクーバーに帰って来た。そして、奥さんは、バンクーバーとシアトルを行き来して、多くのクルーズの旅に、看護婦として、上船する仕事を9月初旬までして、9月10日に、日本に帰ると言った。


 そこで石津健之助は、8月11日に、日本に向け、帰っていった。日本に帰ると、うだるような暑さで、エアコンの効いた部屋から出ないで、1日中、本を読んだりして過ごした。日が暮れてから、買い物や、熱海港の防波堤で、夜釣りを楽しんだ。そうしてるうちに、2010年9月6日に奥さんが、熱海に帰ってきた。その後、暑い日には、富士山周辺の高原へ行き、車の中で涼んだり、山中湖、芦ノ湖、河口湖で散歩して、近くのホテルで食事したりして、過ごした。


 11月から、ロサンゼルスに言って、メキシコクルーズに乗船して、看護婦として、12月末の頃まで、働きに出ると言った。11月も石津健之助は、奥さんと一緒に、ロサンゼルスから7泊8日のバハカリフォルニア・クルーズへ出かけた。バハカリフォルニア半島は、世界でも有数の大きな半島になっていて、冬場に、鯨が産卵のためにやってくる、暖かく、きれいな海であり、半島の陸地の砂漠や乾いた高原には、特徴的な動物が多く、自然保護区として保護されていて自然豊かな行楽地という感じ。海から眺める景色や、降り注ぐ強烈な太陽の光が特徴的な場所で、多くの豪華ホテルや観光施設が林立している。しかし、厳しい環境で、中高年の人達が日射病になったり、脱水症状になったりして、体調不要を訴えるケースが多く、そういう時に看護婦の初期治療と、寄港地での医療機関への付き添いの仕事が必要になってくる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る