第10話:中村さんとの付き合いと沖縄旅行
そうして、たまに、横浜に行くときに、一緒に3人で出かけたりして、
誕生日は、橫浜の有名な洋食の美味しい店に行ったり、中華街の名店に
行ったりするようになった。中村小夜子さんは、旦那さんが、有名な
俳優だったので、多額の資産を持っているので、以前は、いろんな名店を
巡ったり、ヨーロッパ、アメリカを旅行したり、長期間のクルーズに
行ったりしていたと話してくれるようになった。
石津夫妻と仲良くなった、中村小夜子さんは、歌が上手でレコードも
以前、何枚か出したようだ。そうして、7月には、元気を取り戻した。
そのうちに、中村小夜子さんが、カラオケに通って、歌を練習して、
マンションの会合の時に、「懐かしの名曲の昨夜」という名のショーを、
1992年秋から、年に4回、開くようになった。そうして彼女知ってる
と言う、中高年のファンが増えて、1992年10月15日に、大きな
ホテルの舞台で、歌謡ショーをすることになり、100人分の席を用意
したが、1週間で完売したようだ。もちろん、石津夫婦には、無料で
招待してくれたので、十分楽しませてもらった。そうして、中村小夜子さんは
、昨年とは打って変わって、生気がみなぎって、すっかり元気を取り戻した。
人前に出るって、本当に重要な事だと、石津夫婦は、中村小夜子さん、
教えられた気がした。その後、土日に、石津夫婦は、中村小夜子さんに
連れられて、日比谷の帝国ホテルやパレスホテル、ホテルニューオータニ
、橫浜のホテルニューグランドのランチを食べて歩くようになり、冬には
、ふぐの名店にも連れて行ってもらい、本当に楽しい時間を過ごし、視野
が広がっていった。1993年の正月は、鎌倉プリンスホテルで昼食を
とり、タクシーで、鎌倉から江ノ島までドライブを楽しんで、3人の誕生日
の近い休日に、バースデーパーティーをしたり、クリスマスパーティーなど
も楽しんだ。
1993年1月19日、石本聡君から電話が入り、同じ伊藤忠商事を
388円で6万株買いを入れろと言われ、その通りに、N証券に伝えた。
すぐに、買えたらしく、388円で6万株、2328万円で買えて、
残金が602万円だと言われた。
1993年2月には、石津夫婦と、中村小夜子の3人で、2泊3日で沖縄へ
避寒の旅に出かけた。1993年2月16日に、羽田から那覇に到着して
、レンタカーを借りて、石津健之助が運転して、名護市にある、
ザ・ブセナテラスという沖縄で最高級の景色の素晴らしいホテルに到着して
、ホテルの前の海に上がる朝日を眺めたり、ホテルの敷地の南国独特の
植物を昼間に散歩して見て回った。ここが本当に日本なのかと疑いたく
なるような素晴らしい景色に、感動し、海に沈む夕日を見て、冷たい
カクテルをレストランで飲んでいると、なんとも言えない充実感というか
満足感に浸る3人だった。
そうして、翌日も、朝早く起きて、朝食をとって、10時にチェック
アウトして、ホテルのカフェで、お茶して、レンタカーで、万座毛という
名所を巡って残波岬の景色を見ながら読谷村の日航アリビラに12時過ぎ
に到着して、ゆっくり昼食をとって、チェックインして、ホテルの前の
ビーチを散歩して、3時過ぎに、カフェで、お茶して、夕飯まで、部屋
でゆっくり休んで、シャワーを浴びて着替えて、ホテル内のレストランで
、泡盛を飲みながら、沖縄特産のアグー豚のステーキをいただいた。
翌朝もホテルの前のビーチや庭を散歩し、9時前にチェックアウトして
、12時過ぎの那覇空港の飛行機で羽田空港へ、その後、2月20日、
夜5時過ぎに熱海のマンションに着いた。
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