愛の花は知らない顔
愛した数だけ呪われてく
好きだよ、好きだよ、愛しているよ
茫然と立ち尽くして雨にうたれてる
寒いけど虚しくて泣くのを誤魔化せてた
歩くたびに身体が重くて仕方ない
軋む骨、眩む前、手が伸ばせなかった
恋ばかり歌っていたら愛し方を忘れてしまって
命がけの何かも分からなくなってた
人の声に耳を傾けても流れていく
心が脳にあるなら、もう何もないんだろう
愛した数だけ呪いたくて
あの日に、あの時に、なんて言えばよかった?
呪うほどに伝えたくて
出会った日が遠くなる、眩しくなる、何もなくなる
青空がずっと続いていくのを見ていた
地平線が痛いほど寂しくさせる
それほどに好きだったかな、愛してたかな
伸ばす手は届かない、知っていたのに
愛ばかりの歌をうたい、世界を無視して
心の奥、隙間ばかり増えてくばかり
さよならの歌なんか大っ嫌いになる
脳があるから心なんて出来ちゃうのかな
愛した数だけ、呪いがほしい
確かめたい、君がいた、と信じたい
あの日の約束も本当だったて
恋して愛して、さよならを告げて
本当、まだ一緒に、いったかったて
隣で、隣で眠りたかった
身体に刻んで後悔の数
身体に刻んで愛を呪った日
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