ああ、さようなら

ちょうちょが好きだと言ったよね

おはながきれいと言ったよね

過去が鮮明に流れてく


はげしく はげしく

それは滝のよう

ふかく ふかく

水にしずんでいく


本をもってあるいたよね

いっぱいしゃべりたいことがあるんだ

聞いている 泣いている

もう届かない場所にいる

いつでも おもって いたはずなのに


もがきたくもない つかれるだけだと

てをのばしたくない くるしいだけだと

わかっているから てをのばさない

きっと きっと あなたは てをとるから

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