開かない扉世界

八代衣 キヨ

第1話 始まり

当時私は高校1年生で16歳でした。

高校生になった私は夢と希望に満ち溢れていました

人1倍に勉強を頑張り ゴミの分別作業も1人でしていました。

喋るだけの友達もいて充実した日々を送り1年が経ちました。

2年生の春

体育の授業でTさんと出会いました。

最初はドッチボールのチームが一緒でTさんと知り合いになりました。

メガネをかけた背の高い男性でした。

次第に距離は縮まりました。最初は1日1回喋ってただけでした。春の終わりには毎回休み時間に私の教室に来て色々な話をあーでもないこーでもないと話してました。

楽しい..久々にそう思えました。

きっと卒業まで続くと思っていました。

でも幸せは続かなかった...

その後Tさんと仲良くなってく度に私は食欲が無くなり昼ごはんはブラックコーヒーになり家でもご飯を次第にとれなくなりました。

Tさんにも先生にも「ご飯は食べないと」

と日に日に言われるようになり自分には食べれないと自覚はありませんでした。

着ている制服すら次第に重くなり

Tさんと私はおうちで遊ぶくらい仲良くなりました。家で初めて遊んだことを今でも忘れれませんなぜなら...私に抱き着いてきたり

が冗談を言った時は迫ってきて腕を捕まれました。家のソファーに寝転がり抱き着かれました。

当時私はTさんの事が好きでしたがまさかここまでされると恐怖を覚えました。

最終的にはされるがままでお姫様様抱っこまでされました…

怖かった。でも好きな人だから…といいきかせて帰り道Tさんから

「俺今付き合ってる人がいる。」と言われ

私は積み重なったものが全て崩れた。

私は強がって「えっそうなんだ」と笑い

その日の夜私は泣きながらハサミで両腕を切ったその血を瓶に流し保存した。

いつしか自傷は私の心の支えになりますますご飯は食べれなくなりそして学校も行けなくなった。

次第に栄養の点滴も増えていき体重は35kgになった

ある時家族も嫌になり逃げるように私は精神科の閉鎖病棟に入院する事になりました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

開かない扉世界 八代衣 キヨ @yayoikiyo0606

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ